元徴用工訴訟 供託金支給「極めて遺憾」韓国に抗議へ 林官房長官[2024/02/20 19:08]

 いわゆる「元徴用工訴訟」で日立造船が韓国の裁判所に預けていた供託金が初めて原告側に渡ったことに対して林官房長官は「極めて遺憾」だと述べ、韓国政府に抗議する考えを示しました。

林官房長官
「日韓請求権協定第2条に明らかに反する判決に基づき、日本企業に不当な不利益を負わせるものであり、極めて遺憾であります。我が国の厳重な抗議の意を韓国政府に対してしかるべく伝達する考えでございます」

 林長官は韓国政府の傘下にある財団が賠償金相当額を支払うという去年3月に韓国政府が発表した措置に沿って対応するよう求めていると説明し、「我が国の一貫した立場に基づき適切に対応していく」と強調しました。

 日立造船は去年12月に韓国の最高裁から賠償を命じられていて、原告側が今月20日、日立造船の供託金を受け取ったと明らかにしていました。

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