林官房長官「採択至らず残念」ガザでの停戦決議案 アメリカの拒否権で否決[2024/02/21 12:31]

 国連安保理でガザ地区での人道目的の即時停戦を求める決議案がアメリカの拒否権で否決されたことについて、林官房長官は「採択に至らなかったことは残念」と述べました。

林官房長官
「我が国としてこれまで様々な外交努力を行って参りましたが、結果として安保理決議採択に至らなかったことは残念であります」
 
 イスラエル軍がガザ地区南部・ラファへの地上侵攻の構えを見せるなか、国連の安全保障理事会では20日、人道目的での即時停戦を求める決議案の採択が行われましたが、常任理事国のアメリカが拒否権を行使し、否決されました。

 林長官は「当事者に対して人道的な観点から行動することを求める」としたうえで、今回の決議案に日本政府として賛成したと説明しました。

 そのうえで、「状況改善のために関係国への働き掛けなど外交努力を粘り強く行う」と強調しました。

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