上川外務大臣 パレスチナに新たな人道支援検討を表明 48億円規模[2024/02/22 14:48]

 上川外務大臣は、ブラジルで開かれているG20外相会合に出席し、パレスチナへの人道支援のため、およそ48億円規模の新たな緊急無償資金協力を検討していることを明らかにしました。

 会合では、ロシアによる侵攻開始からまもなく2年となるウクライナ情勢やパレスチナ自治区のガザ地区を巡る情勢などについて議論されました。

 上川大臣は、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、「G20の協力基盤を揺るがす暴挙で、法の支配への大いなる挑戦だ」と非難しました。

 中東情勢を巡っては、ハマスなどによるテロ攻撃を断固非難する一方で、イスラエルによるガザ南部ラファでの軍事行動について「深い懸念」を表明しました。

 上川大臣は、「人道的停戦の速やかな実現を重視する」と述べたうえで、パレスチナへの人道支援のため、およそ48億円規模の緊急無償資金協力を検討していることを明らかにしました。

こちらも読まれています