国会では29日午後、岸田総理大臣が出席して衆議院の政治倫理審査会が開かれます。現職総理の出席は史上初めてです。
（政治部・澤井尚子記者報告）
岸田総理は29日の政倫審に総理大臣としてではなく、自民党の総裁として臨む考えを強調しています。
岸田総理の周辺は、「自民党の総裁として政治不信を招き申し訳ないと国民に謝る場にする」と話しています。
立憲民主党からは、26日にも論戦を行った野田元総理が再び質問に立ちます。
野党は岸田派のパーティー収入の不記載の問題や、岸田総理が総理就任後も1年間で7回もの高い利益率のパーティーを開いていたことなどを追及したい考えです。
立憲民主党 長妻政調会長
「首相もですね“道連れ作戦”でただ出るということで、予算委員会と同じ答弁をするということであれば逆に国民の批判が強まる」
岸田総理に続き、29日は二階派の武田事務総長も出席します。
真相解明が進むのかという諦めの声もあるなかで、どこまで説明責任を果たすのかが問われます。
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