安倍派の塩谷元座長「その話は出なかった」 還付の復活めぐり野党追及 政倫審[2024/03/01 20:11]
自民党の派閥の裏金事件を巡り、安倍派の塩谷元文科大臣が政治倫理審査会に出席し、野党側は安倍元総理大臣が還付をやめる方針を決めたにもかかわらず復活させた経緯などについてただしました。
立憲民主党 寺田衆院議員
「安倍さん、不記載であることを分かってたんじゃないですか。不記載を是正するということを、ご意思にもって改善をしようとしてたんじゃないですか」
塩谷元文科大臣
「私どもはそういう意図で総理が話をしたかということはそういう確認は全くできません」
寺田衆院議員
「本当のことを述べてほしいんです」
塩谷元文科大臣
「私も真実を申し上げていますが、その話は出ませんでした」
また、野党側が「裏金を保管していたなら政治資金ではない。納税すべきだ」と追及したのに対し、塩谷氏は「政治活動に使っているので納税するつもりはない」と述べました。
一方、高木前国対委員長は、去年の政治資金パーティーでは還付が行われなかったことを明らかにしました。
これについて、2022年の末ごろに当時会長代理だった塩谷・下村両氏と世耕前参院幹事長と4人で還付をやめる方針を決めたと説明しました。
高木氏は自身は2022年8月末から事務総長を務めているとしたうえで、派閥の経理・会計には関わっていないと繰り返しました。