「安倍派幹部の証人喚問を」 参院でも裏金問題追及続く[2024/03/04 12:04]

 2024年度予算案を巡り、参議院での本格審議が始まりました。野党側は裏金問題で安倍派幹部を証人喚問するよう迫りました。

 (政治部・森本優記者報告)
 立憲民主党は、安倍派がキックバックを継続した経緯について西村氏と塩谷氏の説明に食い違いがあるとして確認するよう求めました。

立憲民主党 辻元代表代行
「総理が電話かけるなり、官邸に呼んで聞けばいいだけの話じゃないですか」

岸田総理大臣
「実態把握に向けて党として対応を考えます」

辻元代表代行
「党の誰がやるんですか。茂木幹事長ですか」

岸田総理大臣
「党としての対応を党の幹部で判断致します」

辻元代表代行
「最初から呼んで聞けばいいじゃないですか」

岸田総理大臣
「食い違っているかどうかという判断も含めて、実態把握に努めて参ります」

 野党側は、真相解明のため証人喚問などを求めていく構えです。

 秘書だけではなく、政治家の責任を問う連座制の導入については、岸田総理は「一定の悪質な部分について考えるべきだ」と述べるにとどめました。

 衆議院では予算案の審議を急いだ理由について「4月に衆議院解散を考えているからではないか」との質問に、岸田総理は「全く考えていない」と否定しました

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