新藤大臣の「政治資金の付け替えは裏金」と蓮舫氏が追及[2024/03/04 16:13]

 立憲民主党の蓮舫参議院議員は、新藤経済再生担当大臣が領収書などの公開が必要な政治団体から公開の必要がない政治団体に2億円以上を移すことで、「裏金化しているのではないか」と追及しました。

立憲民主党 蓮舫参議院議員
「自民党総支部の経費を限定的にして、それで明細開示率は99.1%透明化されているんですよ。でもその他政治団体、新藤義孝後援会に10年で2億6000万円を付け替えたら明細開示率9.8%まで低下してるんですよ。政治資金の隠蔽(いんぺい)じゃないですか」

新藤経済再生担当大臣
「隠蔽といわれるのはどういうことですか。私は隠蔽をしてると言われたらそれは冗談ではないと言いますよ。例えば令和4年度であればこの消耗品費が1273万円と組織活動費が447万円。後援会の収支報告に出していることに関して隠蔽といわれるのは私はちょっといかがなものかなと」

 蓮舫氏は新藤大臣に対し、領収書の公開や使途が必要な「国会議員関係政治団体」から公開する必要のない「その他の政治団体」に、「寄付」という形で10年間で2億円以上が移されていることを指摘しました。

 蓮舫氏が「明細が要らないなら裏金化しているのではないか」とただしたのに対し、新藤大臣は「法律にのっとって経費を計上している」と否定しました。

 同様に、茂木幹事長や小泉法務大臣についても公開の必要のない「その他の政治団体」に「政治資金が付け替えられている」と追及しましたが、岸田総理大臣は「法律に従ってそれぞれ対応している」と述べるにとどめました。

こちらも読まれています