宮古島沖陸自ヘリ墜落 エンジン2基とも相次ぎ出力低下か[2024/03/04 21:30]

 沖縄県の宮古島沖で去年4月、陸上自衛隊のヘリコプターが墜落して10人が死亡した事故で、2つのエンジンの出力が相次いで低下していた可能性があることが分かりました。

 陸上自衛隊の事故調査委員会は、事故後に回収したフライトレコーダーの分析などを続けていました。

 防衛省関係者によりますと、機体の2基のエンジンのうち、右側の出力が徐々に低下し、その後、左側も出力が落ち高度を保てなくなって墜落した可能性があるということです。

 エンジンの出力が低下した原因については特定できていません。

 陸上自衛隊は3月中にも調査報告書を公表し、事故原因と再発防止策を説明する見通しです。

こちらも読まれています