日英伊の共同開発の次期戦闘機 第3国輸出の必要性を強調 岸田総理が公明に[2024/03/05 17:06]

 岸田総理大臣はイギリス、イタリアと共同開発する次期戦闘機を巡り第三国への輸出に慎重姿勢を示している公明党に対し、必要性を強調しました。

公明党 西田実仁参院議員
「なぜ日本の完成品が第三国に輸出できないと共同開発の交渉上不利になるのか、我が国の防衛にとってどのような不都合が生じてくるのか、総理に伺う」

岸田総理大臣
「我が国から第3国への直接移転を行う仕組みが存在しなければ我が国は価格低減の努力を行わないことになり、我が国が求める戦闘機の実現が困難となる」

 岸田総理は共同開発のパートナーのイギリスやイタリアと同様に輸出を進めて価格を下げることで、次期戦闘機のステルス性能の強化など日本側の要求が実現しやすくなると説明しました。

 そのうえで、輸出の仕組みがなければ「共同開発のパートナー国としてふさわしくないと国際的に認識される」との考えを示しました。

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