米軍オスプレイ飛行再開発表を受け 「地元に再開前に丁寧に説明したい」木原防衛大臣[2024/03/09 11:49]

 アメリカ軍がオスプレイの飛行再開を発表したことを受け、木原防衛大臣は日本国内での飛行について「地元に再開前に丁寧に説明したい」と述べました。再開の具体的な時期は明言しませんでした。

木原防衛大臣
「地元の皆様のご不安やご懸念の払拭のため、再開前に丁寧に説明したいと。そこに尽きると考えています」

 去年11月の鹿児島県屋久島沖で8人が亡くなった墜落事故を受けて、飛行を停止していたオスプレイについてアメリカ軍は8日、飛行再開を発表しました。

 木原防衛大臣は事故原因や安全対策について、「前例のないレベルで詳細な情報提供を受け、専門的な見地や運用者の立場からも合理的であると評価している」と語りました。

 一方で、詳細については「訴訟や懲戒処分などの対応に関することも含まれるため、報告書が公開されるまで米国の制限により、対外的に明らかにすることはできないと説明を受けた」としています。

 日本国内での飛行再開に向けては今後、日米間で調整が行われます。

 日本国内に配備されているアメリカ軍のオスプレイと陸上自衛隊のオスプレイが飛行を再開する時期について木原大臣は、「差異は出ると思う。主体性を持ってやっていきたい」と述べました。

 そして、再開にあたっては「地方防衛局からできる限り関係自治体を訪問して、対面という形で直接説明させていただく」としています。

 再開の時期については「予断を持って答えることは難しい」と述べ、明言しませんでした。

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