安倍派・世耕氏 不記載「知らなかった」 参院政倫審で弁明[2024/03/14 11:58]

 自民党の派閥の裏金事件を受けて、参議院の政治倫理審査会が開かれ、安倍派の世耕前参院幹事長は不記載について「知らなかった」と主張しました。

 (政治部・森洋介記者報告)
 キックバックの復活を巡り証言が食い違っていることについて、世耕氏は「それぞれの認識が大幅にずれているわけではない」としたうえで、「誰が決めたかは分からない」と繰り返しました。

立憲民主党 蓮舫参院議員
「何で突然、この継続の方向が決まったのか分からない。こっちもより分からなくなりましたよ。誰が決めるんですか」

自民党 世耕前参院幹事長
「誰がこんなことを決めたのかというのは、本当に私自身はっきり言って知りたいという思いであります」

 世耕氏はおととし8月の幹部会合で、「還付の復活が決まったことは断じてない」と強調しました。

 そのうえで、「個人のパーティー券を派閥が買って収支報告にも出る形で返そうという意見があり、それなら反対をしないと述べた」と説明しました。

 また、参議院選挙の年に開いたパーティーについて、改選対象の議員に全額還付していたことについては、「私には何の相談もなく勝手に決まっていた」と関与を否定しました。

 14日午後は、橋本聖子元五輪担当大臣らの弁明と質疑が行われます。

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