岸田総理が直面する3つの難題…「裏金処分」など対応は? 週末に自民党大会も[2024/03/15 12:13]

 自民党の党大会を17日に控え、岸田総理大臣は、15日も派閥の政治資金問題で追及を受けています。関与した議員への処分など難題は山積みです。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 岸田総理が抱える3つの難題は、低い支持率に加え、ともに主流派を形成してきた、麻生副総裁・茂木幹事長との溝、そして裏金問題での党内処分です。

立憲民主党 田名部匡代議員
「(参院政倫審では)全会一致で32名の審査に入ったわけです。でも結果3名。総理、説明責任を促すっておっしゃいましたがどう促してこられたんですか」

岸田総理大臣
「政倫審のルールの中において説明者の意思を尊重するという規定が設けられている。そのルールに基づいて行われるものであると思います」

 一番の難題は、裏金の党内処分です。岸田派でも会計責任者が立件されているだけに、ある非主流派の重鎮は「もし処分が安倍派と二階派だけなら、一触即発だ」と牽制(けんせい)します。

 党大会を前に高揚感はなく、中堅若手議員からは、党内の“しらけたムード”を危惧する声すら上がっています。

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