立憲、「女性宮家」 創設の“議論急務” 安定的な皇位継承に向けた論点整理を提出[2024/03/19 20:10]

 安定的な皇位継承の在り方を巡り、立憲民主党は「女性宮家」の創設に向けた議論を急ぐことなどを盛り込んだ論点整理を取りまとめ衆議院の議長に提出しました。

立憲民主党 野田佳彦元総理大臣
「政府側も与党側もこの国会中でという意識があることはよく分かっているので、良いタイミングで立憲民主党の論点整理をまとめることができたと思います。粛々と考え方を整理したので大いに意見交換をしていきたい」

 立憲民主党は19日、女性皇族が近々、婚姻によって皇室を離れることが十分想定されるなか、結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設の議論を急ぐことなどを盛り込んだ論点整理を衆議院の額賀議長に提出しました。

 そのうえで、今の国会で与野党の議論が活発化するように求めました。

 安定的な皇位継承について、政府は2022年1月に有識者会議の報告書を衆参両院の議長に提出しています。

 岸田総理大臣は今月17日に行われた自民党の党大会で「皇族数確保のための具体的方策を取りまとめ、国会で検討を進める」と発言していますが、議論は停滞していました。

 自民党は麻生副総裁をトップとする新しい組織を立ち上げていて、今後、各党が考え方を取りまとめる方針です。

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