安倍派事実上トップの塩谷氏と二階元幹事長に重い処分検討 自民派閥の裏金問題[2024/03/20 15:22]

 自民党派閥の裏金問題を巡り、自民党は安倍派で事実上のトップを務めた塩谷元文部科学大臣と二階派の会長を務めた二階元幹事長について重い処分を科す案を検討しています。

 自民党は塩谷元文科大臣と二階元幹事長に対し、党則に基づく処分としては4番目に重い「選挙に出る際の非公認」以上の重い処分とすることで調整を続けています。

 また、2022年8月にキックバックの再開について協議をした安倍派幹部の3人の西村前経済産業大臣、下村元文部科学大臣、世耕前参院幹事長についても重い処分とする案が出ています。

 来月の上旬に決める方針です。

 一方、茂木幹事長は「全く新しい自民党を作っていく」と改めて強調しました。

茂木幹事長
「大変厳しい国民の皆さんの目、ご批判が寄せられております。心からおわびを申し上げ、そして反省をし、全く新しい自民党を作っていかなければいけない」

 裏金問題を受け、岸田総理大臣や党幹部が全国を回る「政治刷新車座対話」が今週末から始まります。

 茂木幹事長は「現場の声や地方の声を改革に反映していく」と強調しました。

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