自民党“裏金処分”を前に野党からは批判続々[2024/03/26 20:55]

 自民党の派閥の裏金問題で安倍派幹部らの処分が検討されていることについて、立憲民主党の泉代表は真相究明に至る前に「逃げ切りを図っている」と批判しました。

立憲民主党 泉代表
「何をやったかも明確にならないまま処分を進めようとするのは、これはもうある意味、逃げ切りを図ろうという、そういった姿勢に他ならないと思います」

 そのうえで、秘書が略式起訴された二階元幹事長が次の衆議院選挙に立候補しないことを引き合いに出し、派閥の元会計責任者が同じく略式起訴された岸田総理大臣に対して「引退してはどうか」と述べました。

 日本維新の会の音喜多政調会長も森元総理大臣を含めたすべての関係者から聞き取りを行う前に処分することは国民の理解を得られないと批判しました。

日本維新の会 音喜多政調会長
「安倍派幹部はもちろんのこと、森喜朗さんであるとか、こうした裏金の経緯を知っている方全てにしっかり聞き取りを行うということはできるわけですから」

 国民民主党の玉木代表は新型コロナウイルスの流行で緊急事態宣言中の2021年に銀座のクラブを訪れていた自民党議員3人が離党勧告を受けて離党したことを引き合いに、「あの時は法令違反でなかった」としてさらに厳しい処分を求めました。

国民民主党 玉木代表
「中には刑事的な立件された人もいるというような事案ですよね。今回は明確な法令違反ですから。当然、離党を迫られた以上の処分が当然だと思います」

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