「実態解明ないままなぜ処分できるのか」野党が自民対応を一斉批判[2024/04/02 19:10]

 自民党の派閥の裏金問題を巡り、4日にも安倍派と二階派の議員らの処分が決定することを受け、立憲民主党の岡田幹事長は実態解明がされる前に「なぜ処分ができるのか」と批判しました。

立憲民主党 岡田幹事長
「実態が明らかでないなかで、なぜ処分ができるのかということです。キックバック復活ということを誰が主導して決めたのかということが明確でないなかで処分するというのは理解できない」

 岡田幹事長は処分の対象が2018年からの5年間で収支報告書への不記載が500万円以上の議員などとされていることについても「説明を求めたい」と述べました。

 また、日本維新の会の音喜多政調会長も「乱暴なやり方で理解に苦しむ」と批判しました。

日本維新の会 音喜多政調会長
「結局、実態解明が全くできていないのに処分を先行させようとするからですね、どこかに基準を設けなきゃいけないという時に数字しかないから500万という基準で処分、党紀委員会を行うということを言ってるわけで」

 国民民主党の玉木代表は党内で最も多い3500万円を超える不記載があった二階元幹事長が処分の対象とならないことに対し、疑問を呈しました。

国民民主党 玉木代表
「仮に金額で切った場合に一番、最高額の二階さんがなぜ(処分から)外れているのか。理屈がよく分からないですよね」

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