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自民党総裁選挙は4日、投開票を迎えます。1回目の投票では決着がつかず、小泉氏、高市氏、林氏のいずれか2人による決選投票が行われる見込みです。
(政治部・森洋介記者報告)
決選投票を見据えて各陣営の駆け引きが山場を迎えています。
ANNの調べでは、小泉さんがおよそ90人の国会議員票でリードを保ち、林さんと高市さんが続きます。
カギを握るのは、40人を超える派閥を率いる麻生最高顧問と、旧派閥に今も影響力を持つ岸田前総理大臣です。
小泉さんはこの後、それぞれと面会し決選投票に向けて支持を訴える予定です。陣営幹部も岸田さんとの面会を重ねています。
林さんの陣営は議員票について「さらに増える」としていて、「決選では3位から5位の候補の票を集める」と息巻いています。
高市さんは、本人や陣営幹部が麻生さんとの面会を重ねていて、今回も支持を取り付けたい考えです。
茂木さんは決選投票で関係の近い麻生さんと一緒に動くとの見方があります。
世代交代を訴える小林さんの陣営からは「決選投票では小泉さんに流れる人が多いだろう」との声が出ています。
「変われ自民党」を掲げた総裁選ですが、結局は派閥頼みの色合いが濃くなっています。
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