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自民党の高市新総裁は、総理大臣に就任した際の組閣で外務大臣に茂木前幹事長を充てる方向で調整に入りました。
(政治部・飯山雄矢記者報告)
高市氏は7日午前に、新執行部を発足させる方針を固めました。現在も側近らと詰めの調整を行っています。
外務大臣で起用が調整されている茂木氏は、第一次トランプ政権時にも外務大臣を務め、日米貿易交渉をまとめた実績があり、政府関係者からは「高市さんは外交経験が少ないので(茂木さんなら)安心だ」との声が上がっています。
また、旧茂木派の木原前防衛大臣も官房長官での起用を調整しています。
党役員人事では、幹事長に鈴木総務会長を起用する方向です。
また、高市氏は麻生最高顧問を副総裁で起用することを検討していますが、麻生氏自身は慎重とみられます。
立憲民主党 安住幹事長
「裏金議員の人たちが復活して昔の政治の悪い部分が戻ってくるという話だから、我々はそれは黙ってないから」
立憲民主党の安住幹事長は、高市氏が収支報告書に不記載があった議員の要職への起用に含みを持たせていることを批判しました。
こうした人事の影響で15日に召集する方向で調整していた臨時国会ですが、日程がずれ込む可能性が出てきています。
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