自民維新が連立樹立で実質合意　高市総裁が女性初総理公算大

　自民党と日本維新の会は、連立政権の合意書に20日午後、署名を行う見通しです。これにより、高市総裁が女性初の総理大臣に選出される公算が大きくなっています。

　（政治部・小手川太朗記者報告）
　維新の吉村代表は20日朝、高市総裁に電話を掛け「連立に合意する」と伝えたことを明らかにしました。

日本維新の会　吉村代表
「本日、連立政権樹立の合意をいたします」
　
　維新としては、閣僚は出さず、「閣外協力」を軸に、政策協定を結ぶ見通しです。このあと吉村代表が上京し、20日午後6時に党首会談を行います。

　維新が「絶対条件」として求めていた議員定数の1割削減については、衆院の比例代表を削減対象とすることで折り合う見通しです。

　一方、高市氏は21日の組閣で、女性閣僚の数で最多の6人以上を目指す考えで片山氏、松島氏、上川氏らの名前が挙がっています。

　21日には、公明党に代わって、維新との新たな連立政権が誕生する見通しです。