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高市総理大臣の所信表明演説を受け、野党各党からは物価高対策の具体性がないという指摘や政治とカネの問題に言及がなかったことへの批判が相次ぎました。
立憲民主党 野田代表
「『決断と前進』という内閣のはずですけれども、『先送りと後退』の私は所信表明演説だったと思います」
立憲民主党の野田代表は給付の取りやめやガソリンの暫定税率廃止についての記述が後退したとし、「現時点で即効性のある物価高対策はない」と批判しました。
国民民主党 玉木代表
「特に一番大事だというふうに言っていた物価高騰対策、とりわけ、年内に何ができるのかということについてはまだ具体像が見えなかった」
国民民主党の玉木代表も物価高対策が不明瞭だとして「具体性とスピード」を今後の論戦を通じて求めると強調しました。
公明党 斉藤代表
「企業団体献金等について一言もなかったというのは、色々諸政策おっしゃっておりましたけれども、臥龍点睛を欠くという思いで聞いておりました」
公明党の斉藤代表は、会見の冒頭で「政治改革への言及がないことにびっくりした」と述べ、「具体的な決意や行動があって初めてそれ以外の政策が説得力を持つ」と強く指摘しました。
来週はアメリカのトランプ大統領の訪日や高市総理の初外遊が予定されていて、来月以降、本格的な論戦が始まります。
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