北方領土での射撃訓練に抗議　日本政府がロシアに対して

　ロシアが北方領土周辺で8日から射撃訓練を実施するとして航行警報を発出したことに対し、木原官房長官は「受け入れられない」と抗議しました。

木原官房長官
「本件、射撃訓練を含む北方四島におけるロシアによる軍備の強化は北方四島に関する我が国の立場に反するものであり、受け入れられない旨抗議をしたところであります」

　ロシア側は11月4日に11月8日午前9時から12月1日午後1時までの間、色丹島周辺の日本の領海を含む水域で射撃訓練を行うとの航行警報を発しました。

　木原長官は5日に外交ルートを通じて「北方四島に関する我が国の立場に反するものであり、受け入れられない」と抗議したと説明しました。

　北方領土を巡っては、ロシア側から10月には他国の船舶の無害通航を一時停止すると通告があり、日本が抗議しています。