12日の国会、注目は高市総理大臣対蓮舫議員。テーマは、いわゆる「裏金議員」の起用です。
■“裏金議員”起用巡り応酬
立憲民主党 蓮舫議員
「きょうはちょっと、耳の痛いことを指摘します」
いわゆる「裏金議員」を巡る人事について、ただしました。
立憲民主党 蓮舫議員
「不記載議員を登用された、とりわけ選挙を経ていない佐藤官房副長官をなぜ任用したんでしょうか」
政治資金収支報告書に306万円の不記載があった旧安倍派の佐藤官房副長官(46)。総理官邸と国会との調整役を担っていますが、野党が猛反発。参議院の議院運営委員会に出席できないなど国会運営に支障が出ています。
高市総理大臣
「官房長官を補佐する立場としては、ふさわしい能力を有していると思いました。選挙を全く経ていない状態であったら何も起用できないことになりましたら、これはもう人材の活躍の場を奪うことにもなりかねません」
立憲民主党 蓮舫議員
「他にも、この夏の改選で受かって来られた自民党の立派な議員もおられるんですよ。なぜそれをあえて選挙をしていない、しかも総理の地元の奈良の佐藤さんを使われたんですか」
高市総理大臣
「奈良県だからよく知っているというのもあるんですけども、私にとって耳に痛いことも直言してくれる存在でありますので、私は深い信頼を寄せております」
立憲民主党 蓮舫議員
「佐藤議員のお人柄とか能力の高さは私たちは認めてるんです。総理の人事なんですよ、そのことをどう思われます?」
高市総理大臣
「混乱が生じているとしたら大変、申し訳ないことでございますけれども。とにかく働いて結果を出して、有権者の皆様にそれを返していただくと」
立憲民主党 蓮舫議員
「自民党の人材がそんなに乏しいと思っていないんです。他にも優秀な人たくさんおられると思っているんですよ。この人事、いったん、白紙にしませんか」
高市総理大臣
「一度、任命した者を白紙にするつもりはございません。不記載のあった方もいらっしゃいますけども、全員に活躍していただきたいと思っております」
高市総理は裏金議員を起用した人事については撤回しない考えを示しました。
高市総理VS蓮舫議員 “裏金議員”起用を追及「人事を白紙に」
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