国会議員歳費　月額5万円増は次の選挙後に　与野党が調整

　与野党は、国会議員の歳費を次の国政選挙の後に月額5万円引き上げる法改正を行う方向で調整に入りました。

　与野党が今の国会で提出を検討している歳費法改正案については、国会議員の歳費は次の国政選挙まで据え置いたうえで、その後、民間の賃上げの流れなどを踏まえて月5万円増額することなどが盛り込まれています。

　また、増額の取り扱いについては、必要に応じて選挙後に選出された国会議員の間で協議することになります。

　現在の歳費は月額で129万4000円ですが、改正案が成立すれば134万4000円となります。

　歳費の増額については自民党と連立を組む日本維新の会の吉村代表が「明確に反対」していることや、政府が「身を切る改革」の一環として高市総理大臣や閣僚の給与の削減を決めたことなどを受けて引き上げ時期を先送りした形です。

　23日に衆議院の議院運営委員会で与野党が対応を協議する予定です。