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衆議院の議員定数1割を削減する法案を巡って自民党は、2日に続きすべての議員が参加できる会議を開き、慎重論もあるなかで党幹部への一任を取り付けました。
自民党 加藤選挙制度改革本部長
「苦渋の選択という声もありましたし、結論的には、我々の政策、維新との政策合意をまたそれを実行していく、それを通じて高市政権として、やるべき政策を前に進めていく、そういった見地からご理解いただけたものと」
法案には、1年以内に与野党協議によって議員定数「1割削減」の法制上の措置が講じられない場合、小選挙区で25議席、比例代表で20議席の削減が自動的に発動される条項を盛り込んでいます。
これについて出席者から、「拙速で乱暴なやり方だ。与党の姿勢としていかがなものか」など慎重な声が出た一方で、賛同する意見もありました。
自民党 鈴木宗男衆院議員
「維新さんは定数削減をこの最大の連立の条件にしたということで、ここは、今の政治環境、状況から言えば飲まざるを得ない今の政治の実態なので」
会議には鈴木幹事長が最後まで出席し、「議論を踏まえて国会でも丁寧な審議をしていく」とまとめたということです。
自民党内での手続きを進め、5日にも維新と共同で法案を提出する方針です。
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