1
高市総理大臣は、結婚で姓を変えた人の旧姓の通称使用の法制化に向けて「必要な検討を進める」と述べました。政府は、来年の通常国会に関連法案を提出する方針です。
高市総理大臣
「政府としては、本年10月の連立政権合意書の内容を踏まえ、旧氏の通称使用の法制化について与党と緊密に連携しながら必要な検討を進めてまいります」
高市総理は、総務大臣時代に総務省関連の手続き1142件について旧姓や併記で対応できるようにした点に触れ、すべての省庁や地方公共団体などで同様の取り組みを行えば「婚姻による姓の変更で不便や不利益を感じる方を減らせる」と述べました。
さらに、「その効果は旧姓の通称使用を法制化することでさらに大きくなる」と意義を強調しました。
政府高官は、「選択的夫婦別姓の話とは切り離して、まずは旧姓使用の不便解消が目的だ」と話します。
ただ、一部野党からは「選択的夫婦別姓を潰すためにやっている」などと、批判も上がっています。
広告
