9日から始まった予算委員会。おこめ券を巡って野党が追及しました。
■予算委の場で“サナ活”の本音
自民党 島尻安伊子議員
「サナ活について、ご感想があればいただけますでしょうか」
「サナ活」とは、高市総理大臣が使っているバッグなどの愛用品を買い求めたり、使ってみたりすること。
若い世代の女性を中心にサナ活が広がっています。
高市総理大臣
「サナ活の話は聞いております。私が持っているかばんとかペン、ピンクのペンとか」
総理就任会見の時に使っていたピンクのペンはサナ活で火が付いた商品の一つです。
高市総理大臣
「洋服に関してはそんなにたくさん持っているわけではないので、結構プレッシャーにもなっております。もしも若い方々が政治に興味を持っていただくきっかけになるのであれば、とてもうれしいと思いますし」
■野党が“おこめ券”追及
その高市政権が打ち出した新たな経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案の審議が始まりました。
立憲民主党 本庄政調会長
「中低所得者への即効性のある家計支援が足りないのではないか。なぜ中低所得者への現金給付、実施されないんでしょうか。理由を教えて下さい」
高市総理大臣
「中低所得者の方々への支援として今般、拡充を予定しております重点支援地方交付金を活用して地方公共団体が様々な物価高対策を講じるということで、必要な支援を行うこととしております」
18兆3000億円の補正予算案の中に盛り込まれた物価高対策。うち、重点支援地方交付金に2兆円が計上されてました。
各自治体が家計支援として1世帯あたり1万円程度、食料品の物価高騰対策として1人3000円を想定して措置されています。
高市総理大臣
「重点支援地方交付金については可能な限り年内での予算化に向けた検討をお願いしています。自治体によってはクーポンかもしれない、電子マネー、ポイントかもしれない。そしてまた、農水大臣が大好きなおこめ券かもしれない。色んなやり方があるかもしれませんが、それぞれの地域の実情に応じて取り組んでいただけるようにと」
鈴木農林水産大臣が大好きだという「おこめ券」。
重点支援地方交付金で活用されるおこめ券については全米販とJA全農の2つの団体が発行し、来年9月末までの使用期限を設ける方向で調整しています。
立憲民主党 山岡達丸議員
「農林水産大臣のこれまでの発言や記者会見の様子を見ていると、やはり非常にご執心であるように見えるんですね。特定の団体が発行しているおこめ券というのは、額面が500円でも手数料が引かれて、実際には440円分しか使えない。使える店も限られてくると。特定の業界とのつながりを優先しているような疑いを掛けられても、仕方ないんじゃないかと」
鈴木農水大臣
「私自身はお米が大好きですから、おこめ券の存在を十分、承知をしていましたし、農林水産省として質問が大変、多かったので、ご説明させていただいた次第です」
高市総理「農水大臣が大好きな」 野党が“おこめ券”追及
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