「年収の壁」国民民主求める178万円に　政府自民

　政府・自民党は来年度の税制改正で、いわゆる「年収の壁」を国民民主党が求める178万円に引き上げる方針を固めたことが分かりました。

自民党　小野寺税調会長
「178（万円）を目指して誠意をもって対応するということなので、きょうはその議論をさせていただきたいということ」

　所得税がかかり始める「年収の壁」は、今年から年収200万円以下の場合には160万円に引き上げられています。

　来年度の税制改正では消費者物価の上昇率を基に基礎控除などの最低額を引き上げ、168万円となる方向で調整していました。

　ただ、去年、自民党は国民民主との間で「178万円を目指す」と合意していて、12日午後の会談でこうした案を提示する方針です。