福岡県
朝日新聞社が行った参議院選挙の情勢調査で、福岡選挙区では自民・現職が1歩リードしています。
朝日新聞社が13日と14日にインターネットで行った終盤情勢調査によりますと、改選数3の福岡選挙区では、自民・現職の松山政司さんがやや優位に立っています。
立憲・現職の野田国義さん、参政・新人の中田優子さん、公明・現職の下野六太さん、国民・新人の川元健一さんが混戦模様となっています。
このほか、れいわ・新人の沖園理恵さん、保守・新人の森健太郎さん、共産・新人の山口湧人さん、維新・新人の伊藤博文さん、社民・新人の那須敬子さん、N党・新人の村上成俊さん、みらい・新人の古川あおいさん、誠真会・新人の冨永正博さんは厳しい戦いです。
調査時点で投票態度を明らかにしていない人は4割を超えていて、今後情勢が変わる可能性があります。
佐賀県
朝日新聞社が行った参議院選挙の情勢調査で、佐賀選挙区では立憲新人と自民現職が激戦を繰り広げています。
改選数1の佐賀選挙区では、立憲・新人の富永明美さんが追い上げて、自民・現職の山下雄平さんと互角の情勢になっています。
参政・新人の下吹越優也さん、N党・新人の松尾芳治さんは支持の広がりがみられません。
調査時点で投票態度を明らかにしていない人は4割を超えていて、今後情勢が変わる可能性があります。
長崎県
朝日新聞社の終盤の情勢調査によりますと改選1議席を6人が争う長崎選挙区では、自民党の古賀友一郎さん(57)と国民民主党の深堀浩さん(59)が激戦を繰り広げています。
調査は13日(日)と14日(月)、朝日新聞社がインターネット調査会社4社に委託して実施し、長崎選挙区の有権者1222人から回答を得ました。
取材を加味して分析したところ、自民党・現職の古賀友一郎さん(57)と国民民主党・新人の深堀浩さん(59)が互角の激しい戦いです。
古賀さんは自民党支持層の9割を固めたほか、公明党支持層の大部分をまとめ、無党派層の2割を超える支持を得ています。
深堀さんは国民民主党支持層の大部分をまとめたほか、立憲民主党の支持層の大半、無党派層の4割強から支持を得ています。
参政党・黒石隆太さん(33)や共産党・筒井涼介さん(31)、諸派・高谷喜久雄さん(63)、諸派・神谷幸太郎さん(49)は厳しい戦いです。
一方、投票態度を明らかにしていない人が4割以上いることから情勢は変わる可能性があります。
熊本県
熊本選挙区は、自民党の候補が一歩リードしていた序盤の情勢から変化が生じ、立憲民主党の候補と競り合う展開となっています。
13日、14日に朝日新聞が各選挙区の有権者を対象に、インターネットで調査を実施しました。
熊本選挙区の有効回答数は1231人で、情勢は、この調査と取材で得た情報を総合したものです。
自民党・現職の馬場成志さんは、自民支持層の9割弱を固め、無党派層から2割の支持を得ています。
立憲民主党・新人の鎌田聡さんは、立憲支持層の9割以上を固め、無党派層の5割に浸透し、国民・れいわ支持層にも支持を広げています。
参政党・新人の山口誠太郎さんは、参政支持層を固め、国民・れいわ支持層にも支持を広げていますが、厳しい戦いとなっています。
政治団体「NHK党」・新人の立花勝樹さんは、支持に広がりが見られず、厳しい戦いとなっています。
なお、現時点で4割弱の人が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性があります。
大分県
今回、朝日新聞は、13日と14日インターネット調査会社4社に委託し、各社の登録モニターのうち選挙区内の有権者を対象に「参院選終盤情勢調査」を行いました。有効回答は1224人です。
改選数1の大分選挙区では、立憲民主党・吉田忠智さんが一歩リードし、自民党・白坂亜紀さんが激しく追っている状況です。
参政党・野中しんすけさん、NHK党・二宮大造さん、日本誠真会・安倍正雄さんは支持の広がりが見られていません。
投票態度を明らかにした人を分析しますと、吉田さんは立憲支持層の9割以上を固めて、無党派層の6割に支持されています。
国民支持層にも支持を広げ、自民支持層の1割以上に食い込んでいます。
連合大分を軸に国民、社民、共産各党の支持を受けて、野党共闘で選挙戦を展開しています。
また白坂さんは、自民支持層の8割以上を固めて、推薦を受けている公明の支持層にも浸透していますが、無党派層の支持は2割にとどまっています。
小泉進次郎・農林水産相や赤沢亮正経済再生相ら現職閣僚らを相次いで応援弁士に招き、県内各地で集会を開いています。
一方、参政党・野中さんは街頭演説や総フォロワー数25万人ほどというSNSで支持を訴えていて、
情勢調査では、若年層に一定の浸透が見られています。
また、NHK党・二宮さんは動画配信やSNSも駆使し、減税や国民に毎月一律10万円を支給するベーシックインカム実現などを訴えています。
日本誠真会・安倍さんは憲法論を軸にエネルギーや食糧の自給による「独立した国家」づくりを主張するなど3人はそれぞれの選挙活動を展開していますが厳しい戦いです。
ただ、調査時点では4割の人が投票態度を明らかにしておらず、今後情勢が変わる可能性があります。
宮崎県
朝日新聞社の終盤情勢調査では立憲民主党の新人と自民党の現職が激戦を繰り広げています。
朝日新聞社が13日と14日にインターネットで行った終盤情勢調査によりますと、改選数1の宮崎選挙区では、立憲・新人の山内佳菜子さんと自民・現職の長峯誠さんが競り合っています。
立憲・山内さんは立憲支持層の9割以上をおさえたほか、無党派層では6割の支持を得ています。
自民・長峯さんは自民支持層の9割を固め、公明支持層もまとめています。
参政党・新人の滋井邦晃さん、諸派・新人の北川哲平さんは引き離されています。
投票態度を明らかにしていない人が4割近くいることから情勢が変わる可能性があります。
「朝日新聞終盤情勢調査 調査方法」
13・14の両日、インターネット調査会社4社に委託し、各社の登録モニターのうち選挙区内の有権者を対象に調査した。有効回答は1225人。
鹿児島県
鹿児島選挙区には前職と新人のあわせて4人が立候補し論戦を繰り広げています。
朝日新聞社は13日と14日の2日間、インターネット調査会社4社に委託して各社の登録モニターのうち鹿児島選挙区内の有権者を対象に情勢調査を行いました。
1226人から有効回答を得ましたが、調査時点で投票態度を明らかにしていない人がおよそ4割いるため、情勢は変わる可能性があります。
インターネットによる情勢調査と取材データを総合すると、改選1人区の鹿児島選挙区は・無所属の新人で立憲民主党が推薦する尾辻朋実さんが接戦から一歩抜け出し優位に立っています。
自民党・前職で公明党が推薦する園田修光さんと参政党・新人の牧野俊一さんは伸び悩んで厳しい戦いです。
諸派・新人の山本貴平さんは支持の広がりが見られません。
投票態度を明らかにした人で見ると、尾辻さんは立憲支持層の9割を固め、無党派層からも6割近い支持を得ています。
自民支持層も2割程度取り込んでいるほか、公明支持層にも浸透しています。
園田さんは自民支持層の7割以上の支持を受けていますが、公明支持層をまとめきれておらず、勢いを落としています。
無党派層からの支持は1割あまりにとどまっています。
牧野さんは参政支持層をほぼまとめ、無党派層の3割弱から支持を得ています。
30代以下の比較的若い世代へ支持を広げていますが、50代以上は伸び悩んでいます。
山本さんは県内での選挙活動が見られず、苦しい戦いです。
沖縄県
20日投開票の参院選で朝日新聞が全国で終盤調査を行い、そのうち沖縄選挙区では無所属・新人の高良沙哉さんが自民党・新人の奥間亮さんとの混戦から抜け出す展開になっています。
調査は朝日新聞が全国の有権者を対象に13日と14日に実施し、インターネット調査会社4社に委託。各社のモニターから県内では1220件の回答を得ました。
調査結果に取材を加味して分析したところ、沖縄選挙区では無所属・新人でオール沖縄勢力が支援する高良沙哉さんが自民党・新人の奥間亮さんとの混戦を抜け出す展開になっています。
高良さんは、立憲、共産、社民など推薦を受ける政党の支持層を固めつつあり、無党派層の5割から支持を集めています。また、国民やれいわの支持層にも浸透しています。
一方、奥間さんは、自民支持層の9割を固め公明支持層も固めつつありますが無党派層の支持は2割です。
参政党・新人の和田知久さんは、参政支持層をほぼ固め、一定の存在感を示していますが、厳しい戦いになっています。
各種減税や社会保険料の軽減などを掲げる諸派・新人の真喜志雄一さんとワクチン後遺症対策省や被害者救済制度の設置を訴える無所属・新人の比嘉隆さんは引き離されています。
一方、調査では回答のおよそ4割が投票態度を明らかにしておらず、情勢は今後大きく変化する可能性もあります。