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8日午後に終わった自民党の両院総会。なぜ続投にこだわるのか。7日も石破茂総理大臣と話すなど、支えてきた人物に話を聞きました。
山崎拓氏、石破総理にとって…「兄貴分」
退陣論は高まるのか。参議院選挙の惨敗を受けて、8日午後2時半から始まった自民党の両院議員総会。
石破総理
「引き続きこの日本国に責任をもってまいりますために、色んなご意見を賜りたいと考えている次第でございます」
「引き続きこの日本国に責任をもってまいりますために、色んなご意見を賜りたいと考えている次第でございます」
続投への理解を改めて求めた石破総理。その石破総理と7日に電話で話をした人物がいます。
自民党元副総裁 山崎拓氏(88)
「きょう自民党両院議員総会があるので、どう乗り切るかについてアドバイスしました」
「きょう自民党両院議員総会があるので、どう乗り切るかについてアドバイスしました」
自民党元副総裁・山崎拓氏。衆議院議員を引退後も政治活動は継続。石破総理・総裁誕生に向けて動いた人物の1人です。
石破総理にとって山崎氏はどういう存在なのか聞くと…。
「(石破総理の)兄貴分だと思います」
「(Q.兄貴として今石破総理の状況を俯瞰(ふかん)で見るとどんな気持ち?)政治家として少なくともあと2年間は(総理を)全うさせてやりたい」
「(Q.兄貴として今石破総理の状況を俯瞰(ふかん)で見るとどんな気持ち?)政治家として少なくともあと2年間は(総理を)全うさせてやりたい」
その山崎氏、先月28日に開かれた両院議員懇談会の前にも石破総理と話し、続投の意志の固さを感じたと言います。
「その意志は固いです。100%です。彼は強い意志を持っています。英語でいえばIron Willだけど、鉄の意志でこの難局を乗り越えろと。めげないように激励しました」
この難局に立ち向かうのは自分しかいない…。石破総理はその信念を持っているといいます。
「国を守るという意志が非常に強い人だと。歴代の政治家を私はずっと見ていますから。石破さんはなかでも精神的にはタフですね。想定以上です」
「(Q.両院議員総会があるがどんな展開になると思うか?)前回と同じになると思います。両院議員懇談会と同じことになると思います」
「(Q.総裁選の前倒しを求める声が上がっているが?)きょうそれはいっぱい出ると思います。出るだけです。総裁選はできないと思いますけど。党則上難しいと思いますけど」
「(Q.両院議員総会があるがどんな展開になると思うか?)前回と同じになると思います。両院議員懇談会と同じことになると思います」
「(Q.総裁選の前倒しを求める声が上がっているが?)きょうそれはいっぱい出ると思います。出るだけです。総裁選はできないと思いますけど。党則上難しいと思いますけど」
総裁選の前倒しは難しいとみる山崎氏。ただ、一つ気がかりなことも…。旧山崎派だった森山裕幹事長の進退です。
「石破体制も森山幹事長じゃなければもたないと思います」
石破おろしの風は吹きやまず
惨敗した参議院選挙からおよそ3週間。党内からは、石破おろしの動きが漂流しているとの声も聞かれます。
自民党 中堅議員
「本気で石破おろしをするなら電光石火でやるべきだった。これじゃ石破さんをいじめているようにしか見えない」
「本気で石破おろしをするなら電光石火でやるべきだった。これじゃ石破さんをいじめているようにしか見えない」
旧安倍派の私怨(しえん)がみえると、石破おろしの動きは広がらないと話す関係者もいました。
とはいえ、石破おろしの風は吹きやんではいません。
党内保守系の議員グループは7日、石破総理に対し、速やかに党総裁を辞任するよう申し入れました。衆参合わせて75人の議員が賛同したということです。
自民党 青山繁晴参院議員
「続投の意思がおありならフルスペック(党員を含む)の総裁選に出馬し公平公正に続投すべきです」
「続投の意思がおありならフルスペック(党員を含む)の総裁選に出馬し公平公正に続投すべきです」
早期退陣を表明しない場合は、前代未聞の強硬策に打って出る構えを見せています。
青山参院議員
「衆議院で自民党の議員だけで51人以上集めて、内閣不信任案を自らの内閣に突きつけることも考えるべきだと」
「衆議院で自民党の議員だけで51人以上集めて、内閣不信任案を自らの内閣に突きつけることも考えるべきだと」
報道陣をシャットアウトし、非公開で行われていた両院議員総会。
自民党 西田昌司参院議員
「2時間あったんですが、最初の1時間で前の両院議員懇談会のようなそれぞれの議員から色んな意見表明がありました。そのなかで私も言いましたけれど、こういうやり方をやっているとね、前回の懇談会と全く同じことで意味がないと。議決がある総会であるんだから、それはしっかりとそこの整理をしてもらいたいという話を、私も含め何人かの先生が最初の1時間の中でそういう意見が出まして」
「2時間あったんですが、最初の1時間で前の両院議員懇談会のようなそれぞれの議員から色んな意見表明がありました。そのなかで私も言いましたけれど、こういうやり方をやっているとね、前回の懇談会と全く同じことで意味がないと。議決がある総会であるんだから、それはしっかりとそこの整理をしてもらいたいという話を、私も含め何人かの先生が最初の1時間の中でそういう意見が出まして」
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