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自民党の麻生最高顧問は、自身が率いる派閥『志公会』の会合で、事実上の“石破おろし”である総裁選の前倒しを要求すると明言しました。
自民党 麻生最高顧問
「私自身につきまして、総裁選挙の前倒しを要求する書面に署名、そして提出をすると決めております。日本が、再び、決められない政治に戻ってしまわぬよう、力を尽くしてまいりたい」
「私自身につきまして、総裁選挙の前倒しを要求する書面に署名、そして提出をすると決めております。日本が、再び、決められない政治に戻ってしまわぬよう、力を尽くしてまいりたい」
現存する唯一の派閥、志公会に所属するのは43人。
派閥のボスの重い言葉ですが、議員の行動を縛るものではないそうです。
自民党 麻生最高顧問
「次の衆院選の総選挙で、勝利できる体制を整えることこそが、いまから我々が行っていかなければならないこと。それこそが、昨日の両院議員総会で示された総括の最後のほうにありました“解党的出直し”という表現につながったと思っております」
「次の衆院選の総選挙で、勝利できる体制を整えることこそが、いまから我々が行っていかなければならないこと。それこそが、昨日の両院議員総会で示された総括の最後のほうにありました“解党的出直し”という表現につながったと思っております」
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党4役が辞意表明し、解党的出直しを盛り込んだ参院選の総括。
これまで石破総理を支えてきた枠組みにも、変化が起きるかもしれません。
3日、旧岸田派の中堅・若手らが赤坂の中華料理店で、会合を開きました。そこには、辞意を表明した木原誠二選対委員長、前倒しを要求することを表明している小林史明環境副大臣、村井英樹前官房副長官の姿もありました。
1時間ほどで終了した会合。
旧岸田派の集まりとしながらも、多くは、去年の総裁選で小泉農林水産大臣を支持していた面々でもあります。
自民党 長谷川淳二衆院議員
「(Q.会合ではどんな話が)単なる食事会で。(Q.総裁選前倒しの話は)全くないです」
「(Q.会合ではどんな話が)単なる食事会で。(Q.総裁選前倒しの話は)全くないです」
神田潤一法務政務官
「(Q.(会合ではどんな話が)特にどうしろってことではなく、それぞれの信じるところに基づいて、行動するのが大事だというような、一般的な話ですね」
「(Q.(会合ではどんな話が)特にどうしろってことではなく、それぞれの信じるところに基づいて、行動するのが大事だというような、一般的な話ですね」
今後、総裁選が実施された場合、去年と同じように小泉氏を支持するような動きにつながるのでしょうか。
小泉農林水産大臣
「解党的出直しに取り組むということを総括で位置づけたことは、その通りの行動をしなければいけないだろうと。(Q.総裁選が実施されれば出馬するか)いまは、総裁選を前倒しでやるかどうかが、8日に決まるわけですから、仮にということでお答えすることはありません。一人ひとりの議員として判断が問われるところですので、私もしっかりと向き合っていきたいと思います」
「解党的出直しに取り組むということを総括で位置づけたことは、その通りの行動をしなければいけないだろうと。(Q.総裁選が実施されれば出馬するか)いまは、総裁選を前倒しでやるかどうかが、8日に決まるわけですから、仮にということでお答えすることはありません。一人ひとりの議員として判断が問われるところですので、私もしっかりと向き合っていきたいと思います」
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2日時点では、石破内閣を支える副大臣と政務官の中で、前倒しを求める意向を表明していたのは10人。
そこに副大臣の3人が新たに加わり、ANNの取材では、さらに3人が意向を表明していて、16人に広がっています。
石破総理は3日、官邸で日銀の上田総裁と面会し、物価や為替の動向などについて意見交換を行いました。物価高対策に取り組む姿勢を見せることで、政権運営を続ける考えを示す狙いもあるとみられます。
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