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総裁選の前倒しを求める議員は、紙に署名して、8日午前10時から午後3時までの間に、党本部に持ち込みます。そして、国会議員と各都道府県連の代表の過半数が望めば、その日のうちに、臨時総裁選の実施が決まります。
前倒し論に釘を刺す人もいれば、前倒しを明言する人も。
赤沢亮正経済再生担当大臣
「端的に申し上げれば、総裁選の前倒しは必要ない」
「端的に申し上げれば、総裁選の前倒しは必要ない」
自民党 遠藤利明元総務会長
「総裁選挙をきっちりやるのが、一番。私としてはベストだと思う。いま、若い議員が、危機感を持って頑張っていますが、若い人たちが悩むということはさせたくないので、我々ベテランも、もう少し、きっちり声をあげるべき」
「総裁選挙をきっちりやるのが、一番。私としてはベストだと思う。いま、若い議員が、危機感を持って頑張っていますが、若い人たちが悩むということはさせたくないので、我々ベテランも、もう少し、きっちり声をあげるべき」
遠藤元総務会長は、去年の総裁選で、石破総理を支援しました。
ネット上では、早くも署名した証を写真とともに投稿する議員も出てきました。
地方組織にも動きがあります。
岡山県連は、いまは取り組むべき政策課題が山積みだとして、臨時の総裁選は求めないことを決めました。
現状、前倒しを求めるところは、10を超えていますが、まだ、4日から週末にかけて会議を開き、態度を決めるところがほとんどです。
深まる溝。当の石破総理はというと。
政治部 千々岩森生官邸キャップ
「実は、石破総理は、複数の側近らに対して『総裁選になるなら解散する』と漏らしている。選挙を恐れる議員が、前倒しの署名をためらうことを狙ったけん制。解散カードは、普通、野党への牽制に使われるが、仲間の自民党議員を牽制するという異例の展開。普通は、直接は言わずに、にじませるところまでだが、今回は、総理自ら口にしていることも、これまた異例。実際は、解散は極めて高いハードルで、あまり現実的ではない。『大義が全くない』とか『延命のための解散は許されない』など、牽制にひるむより、むしろ反発が広がる結果となっている」
「実は、石破総理は、複数の側近らに対して『総裁選になるなら解散する』と漏らしている。選挙を恐れる議員が、前倒しの署名をためらうことを狙ったけん制。解散カードは、普通、野党への牽制に使われるが、仲間の自民党議員を牽制するという異例の展開。普通は、直接は言わずに、にじませるところまでだが、今回は、総理自ら口にしていることも、これまた異例。実際は、解散は極めて高いハードルで、あまり現実的ではない。『大義が全くない』とか『延命のための解散は許されない』など、牽制にひるむより、むしろ反発が広がる結果となっている」
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