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総理の辞任で、石破政権の政策はどうなるのでしょうか。特に、来年春に始まる予定の私立高校無償化は制度設計が進まず、進路を決める時期に差しかかっている生徒や保護者から不安の声が出ています。
切実な受験生と保護者
この週末、横浜市で多くの人が訪れていたのは、私立高校が合同で行っている説明会です。毎年恒例のイベントですが、今年は大きな変化がありました。
中学3年生の親子
「私立が無償化になるから、志望校が公立だったけど、私立に行こうかなっていう友達も増えてきた」
「私立が無償化になるから、志望校が公立だったけど、私立に行こうかなっていう友達も増えてきた」
今年2月に自民、公明、維新の3党が来年春から私立高校も含めた「授業料の無償化」に合意しました。
これまでは年収590万円以下の世帯に最大39万6000円を支給していましたが、年収を問わず、上限額も45万7000円に引き上げられます。
ただ問題なのが、政治の停滞で、何がどう無料になるのか制度設計が進んでいないことです。
聖セシリア女子高校 入試広報部
青山萌香副部長
「まだ不透明な部分やそれこそ政権交代とかしたら、二転三転もあり得るだろうなと思うと、すごく不安だなと。ストップしなきゃいいな、というのは正直ありますね」
青山萌香副部長
「まだ不透明な部分やそれこそ政権交代とかしたら、二転三転もあり得るだろうなと思うと、すごく不安だなと。ストップしなきゃいいな、というのは正直ありますね」
難しいのは、受験生に対してどう説明するかです。
武相高校の担当者
「『こうです』って言いきりたいけどね。難しいですよね。こちらも勉強しながら」
「『こうです』って言いきりたいけどね。難しいですよね。こちらも勉強しながら」
別の高校のパンフレットには「わかり次第、情報発信に努めます」との記載も。
切実なのは、進路選択を控えた生徒や保護者です。
受験生の保護者
「(無償化の)言葉だけが独り歩きしている感じがしていて」
「遅れちゃったら、あれじゃないですか。(入学の)タイミングで(無償化が)来てくれるか気になります」
「ここでハシゴを外されたりすると、また1から考えなければいけない。今からまた公立に考え直すのかとか」
「(Q.入学後に“実現しない”だと…)本当にそうなってしまったら大変」
「(無償化の)言葉だけが独り歩きしている感じがしていて」
「遅れちゃったら、あれじゃないですか。(入学の)タイミングで(無償化が)来てくれるか気になります」
「ここでハシゴを外されたりすると、また1から考えなければいけない。今からまた公立に考え直すのかとか」
「(Q.入学後に“実現しない”だと…)本当にそうなってしまったら大変」
「無償化」は本当に実現するのでしょうか?
阿部俊子文科大臣
「3党の実務担当者で検討が行われており、予算編成過程で成案を経て実現されるものと承知しています。その状況を踏まえながら必要な対応をしっかりと検討していく」
「3党の実務担当者で検討が行われており、予算編成過程で成案を経て実現されるものと承知しています。その状況を踏まえながら必要な対応をしっかりと検討していく」
(「グッド!モーニング」2025年9月8日放送分より)
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