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退陣表明から一日も経たずに、ポスト石破争いが本格的に始まりました。すでに複数の候補者が名乗りを上げ、フルスペックで臨むとみられる総裁選を前に火花を散らしています。
小泉氏出馬は?「今後判断」 有利な“後出し”狙いか
先週、総裁選前倒しを公然と要求した麻生太郎氏。
「まさか、きのう(7日)石破総理大臣が辞められるという、総裁を辞任するという話になるとは思ってもみなかった。どうせ言うなら、もう少し早くから言ってくれればよかったと思わないでもない」
石破総理の退陣表明は、すなわちポスト石破を巡るレースの幕開けでもあります。
「(Q.同じ石破政権のなかでポスト石破を狙う方がいる場合、出馬を認めるか?)その方々が総裁選挙に出馬することを妨げる理由は何もありませんので、それは当然認められるし、私が認めるとか認めないとかいうものではない」
石破内閣の閣僚で前回の総裁選に出馬したのは、林芳正官房長官と、小泉進次郎農林水産大臣です。8日に総裁選への出馬について聞かれた、小泉氏はこう話しました。
「(Q.小泉大臣として、総裁選に出馬する意思は?)党の一致結束に対して自分が何ができるのか、これを考えて今後判断したいと思います」
一方の林氏は、総裁選への意欲を隠し切れません。
「仲間とよく相談をしたい」
関係者によりますと、林氏はすでに総裁選への出馬する意向を周囲に伝えているといいます。夜には都内のホテルで会合を開いた林氏。会場には、江藤拓前農水大臣の姿もありました。
関係者「高市さんと小泉さんの決選投票に」
いち早く出馬に名乗りを上げたのが、茂木敏充前幹事長です。
「これまで党や政府で、さまざまな経験をさせていただいた。私のすべてをこの国に捧げたい」
後出しジャンケンが有利とされるなか、埋没するより先手必勝とばかりに強い言葉でアピールしました。
小林鷹之元経済安全保障大臣も、自民党の若手議員から出馬を求める声が上がっています。
最新のANNの世論調査では、前回の総裁選に立候補した9人のうち、次期総裁にふさわしいのは誰かという質問で、小泉氏と高市早苗元政調会長が2割以上を集めました。
中堅議員
「自民党全体が今、左傾化して結果として参院選では、岩盤保守層を参政党、国民民主に切り崩されて惨敗した。そこを取り返せるのは高市さんしかいない」
「自民党全体が今、左傾化して結果として参院選では、岩盤保守層を参政党、国民民主に切り崩されて惨敗した。そこを取り返せるのは高市さんしかいない」
小泉氏周辺
「最終的には、高市さんと小泉さんの決選投票になるだろう」
「最終的には、高市さんと小泉さんの決選投票になるだろう」
総裁選はフルスペック型といわれる、国会議員票295票と党員票295票、合わせて590票で選出する方法での調整が進められています。この場合は今月22日に告示され、来月4日に国会議員による投票が行われる案が出ているということです。
(「グッド!モーニング」2025年9月9日放送分より)
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