政治

ABEMA NEWS

2025年9月12日 19:16

“目玉がいない”総裁選に? 小泉氏が出馬意向 「『いま何をやってもダメだ』という雰囲気が党内にも」…石田健氏、“逆風”の自民党を分析

“目玉がいない”総裁選に? 小泉氏が出馬意向 「『いま何をやってもダメだ』という雰囲気が党内にも」…石田健氏、“逆風”の自民党を分析
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 9月22日に告示される自民党総裁選への出馬について、態度を保留していた小泉進次郎大臣だが12日、出馬する意向を固めたことがわかった。

【映像】出馬の意向固めた小泉氏「皆さんの声伺いながら判断を」

 小泉氏は週末に地元で支援者に自民党総裁選への出馬の意向を伝えた上で、来週後半、出馬会見を行う見通しだ。

 ニュース番組『ABEMAヒルズ』コメンテーターで、『The HEADLINE』編集長の石田健氏は、小泉氏の意向について以下のように分析する。

「自民党党内からも小泉氏、高市氏がある種の本命だと見られているが、一方で林氏、茂木氏のように“政策通”だと思われている候補もいる。もし早い段階で各候補が出揃った場合、政策論争になったり、あるいは政策に関して過去にこう言っていたとか“泥試合”のようになったりするところを考えると、できる限り詳細な議論に突っ込む前に自分の足場を固めたいという意向が強いのではないか」(石田健氏、以下同)

 では今回の総裁選、全体としてはどうなるだろうか。

「自民党全体に逆風が吹いている状況下で、『この政策で日本を変えます』と強く言ったとしても、あまり国民には刺さらないのではないか。前回は『ついに小泉さんも総裁候補になるんだ』という雰囲気や、石破氏がどのような戦いをするのかと注目度は高かったが、今回は、自民党が3連敗する中で『いま何をやってもダメだ』という雰囲気が党内にも漂っていると聞く。この状況下で『私なら政策で日本を元気に』と言っても、有権者からも『さすがに無理では』という空気が出てくるため、突っ込んだ政策論争にしたくはないのではないだろうか」

 また石田氏はいまの自民党について「目玉がいない」状況だと語る。

「参政党、国民民主党のような党が政治の目玉になっている中で、自民党は従来の“長老政治”から変える意思はあるだろうが、国民に届くかパッとしない側面もあるかもしれない」

(『ABEMAヒルズ』より)

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