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告示まで1週間を切った自民党の総裁選挙は、今週にも出馬表明するとみられる小泉進次郎農林水産大臣の陣営に、加藤勝信財務大臣が加わることが明らかになりました。野党からも総裁選挙の行方をにらんだ発言が相次いでいます。
「総裁候補は野党意識する」思惑も?
15日、結党から5年を迎えた立憲民主党と国民民主党。それぞれの代表は自民党総裁選をこう見ています。
立憲民主党 野田佳彦代表
「自民党が敗北をずっと続けてきているわけですので、それぞれの主張も相当、野党を意識した主張になってくるのではないか」
「自民党が敗北をずっと続けてきているわけですので、それぞれの主張も相当、野党を意識した主張になってくるのではないか」
国民民主党 玉木雄一郎代表
「このまま普通にいくと、やっぱり小泉さんと高市さんの最終的にどちらかを選ぶということになるのかと思う」
「このまま普通にいくと、やっぱり小泉さんと高市さんの最終的にどちらかを選ぶということになるのかと思う」
法案を通すためには、野党の協力が必要不可欠な少数与党。新しい自民党のトップを決める争いは慌ただしさを増しています。
ただ一人、総裁選への立候補を表明している茂木敏充前幹事長は連日、アピールを続けています。「コメ大臣」としての成果を強調する小泉農水大臣を意識してか、15日は地元・栃木のコメ農家を視察しました。
「生産者のみなさん、消費者のみなさん、お互いがある程度満足できる政策にしないといけない」
加藤財務大臣 小泉農水大臣の支援へ
対する小泉農水大臣は、総裁選への出馬を見送った加藤財務大臣を選対本部長として迎える方向で最終調整しています。
加藤財務大臣は保守系の議員連盟「創生日本」のメンバーで、小泉農水大臣としては保守層を取り込みたい狙いがあるとみられます。
小林鷹之元経済安全保障担当大臣は16日、正式に出馬会見を行う予定で、林芳正官房長官は16日、正式に出馬の意向を表明する予定です。
一方、いまだ表立った動きが見えない高市早苗前経済安保担当大臣は、水面下で戦略を練っているものとみられます。
今週中にも、正式に出馬の意向を表明する見通しです。
(「グッド!モーニング」2025年9月16日放送分より)
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