自民党の元衆議院議員の金子恵美氏が14日のABEMA的ニュースショーに出演し、“ポスト石破”の有力候補として名前があがる小泉進次郎農水大臣について語る場面があった。
金子氏は「今回出るのは決まっていたことかもしれないけれど、今後の小泉氏の長い政治人生を考えると、ここでバッと戦うのは、去年の総裁選からこの間に農政は非常に学ばれて、そして大臣としての実績も残しているけれど、総裁選の討論の中で、もしまたちょっと良くないところが見えてしまうと、小泉氏への期待感が下がってしまうかもしれないので、むしろ今回はどなたかの官房長官や幹事長という形で経験を積まれて、その次を見据えた方が良かったのではないかと思う」と語った。
加えて「ご本人が出たいのであれば、それは本人の意思だが、もし周りが支えすぎて出なければいけない流れになっていたとしたら、その判断は後々、あの時出てよかったかどうかとなってしまわないかなと思った」とコメントした。
ジャーナリストの青山和弘氏は「その意見は周辺にもあった」として「参議院選挙はあと3年後、衆議院選挙も満了だったら3年後で、実は今回総裁になっても、石破氏の残りの任期だから2年。次の衆参の選挙よりも手前にもう1回総裁選がある。だから今回はつなぎの人にして、小泉氏や小林氏は支える側に回り、経験を積んだ方がいいという声がある。小泉氏は環境と農水大臣だけで、党三役には2人とも入ったことがない。幹事長やもしくは外務大臣を経験した方がいいという人は、小泉氏周辺にもいたため、不出馬論も出たが、本人は全くそう思っていなかった。チャンスがあれば出るということだが、それが凶と出るか吉と出るかはわからない」と解説した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)