22日に告示される自民党の総裁選挙で、沈黙を守っている高市早苗前経済安保大臣(64)は19日、正式に出馬を表明する予定です。カギを握るのは党員票と言われていて、参議院選挙で自民党員でありながら他の党に投票した人の動向が注目されています。
小泉氏 石破路線「しっかり引き継ぐ」
17日、万博会場を視察した石破茂総理大臣。登場シーンではハプニングに見舞われましたが、「大丈夫です」と気を取り直し、あいさつに立ちました。
石破総理の肝煎り(きもいり)政策だった「地方創生」は道半ば。悔しさがにじみました。
東京を発つ直前の総理を訪ねたのが、部下の小泉進次郎農水大臣です。
地方創生や防災庁の設置など、石破路線の一部を継承する考えを明らかにしました。
高市氏に?他党に流れた支持層行方は
小泉氏とともに、総裁選の軸になるとの見方もある高市氏の陣営は夜遅くまで会合を開きました。19日、出馬会見を開く見通しです。
総裁選の勝敗を大きく左右するのが、地方の党員票です。
独自調査をもとに選挙戦を分析するJX通信社の米重克洋氏によれば、先の参院選では自民党支持層の半分近くが他の党に流れたとみられます。
そして比例で参政党に投票した人の6割、日本保守党に投票した人の7割、国民民主党に投票した人の4割弱が自民党の次期総裁には、高市氏がふさわしいと考えているといいます。
自民党員も例外ではありません。
他党に投票した党員の多くが、総裁選で高市氏に一票を投じる可能性が高いというのです。
総裁選の地方演説会3カ所に絞る
他の総裁候補も動きを活発化させています。総裁選挙の演説会などの日程も決まりました。
地方での演説会や討論会は去年の総裁選では全国8カ所で行っていましたが、今回は陣営が自由に活動できる日程を確保するため、3カ所に絞り込んだということです。
(「グッド!モーニング」2025年9月18日放送分より)