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沈黙を続けていた高市早苗氏(64)が総裁選出馬の意向を表明しました。「不安を夢や希望に変える政治」を目指すと語りました。
高市氏 “沈黙”破る「命がけ」
「#変われ自民党」。
17日午後、SNSのライブ配信で自民党が発表したのは、きたる総裁選挙のキャッチコピー。
自民党は変われるのか…。告示まで後4日。この人がついに沈黙を破りました。
高市前経済安保大臣
「私、高市早苗は、来る自由民主党総裁選挙に立候補する決意を固め、あす、政策の記者会見を開かせていただきます」
「私、高市早苗は、来る自由民主党総裁選挙に立候補する決意を固め、あす、政策の記者会見を開かせていただきます」
高市前経済安保担当大臣。2021年に初出馬した総裁選では4人中3位。去年は決選投票の末、石破茂総理に敗れ、2位でした。三度目の正直…となるのでしょうか。
高市前経済安保大臣
「いま必要なのは、皆様の暮らしや、未来への不安を夢や希望に変える政治。そして日本が直面するクライシス(危機)、これを克服するための強い政治でもあります。そのために私、高市早苗、命がけで頑張ってまいります」
「いま必要なのは、皆様の暮らしや、未来への不安を夢や希望に変える政治。そして日本が直面するクライシス(危機)、これを克服するための強い政治でもあります。そのために私、高市早苗、命がけで頑張ってまいります」
これに先立ち、麻生太郎元総理と面会したという高市氏。出馬の意向を伝えると「明るく元気に頑張れ」と声をかけられたそうです。
政治部 与党キャップ
澤井尚子記者
「高市さんの陣営は、『保守の声を受け止めることができるのは高市さんだけだ』と自信を見せています。ただ“極右”というのは誤解したイメージだとして“中道保守”で幅広い層の支持を得ようと考えている」
澤井尚子記者
「高市さんの陣営は、『保守の声を受け止めることができるのは高市さんだけだ』と自信を見せています。ただ“極右”というのは誤解したイメージだとして“中道保守”で幅広い層の支持を得ようと考えている」
来月4日の投開票に向け、5人で争う構図が固まった総裁選。
林芳正官房長官(64)
「誰もが夢と希望と誇りを持てる日本の未来を創造するために『林プラン』を作らせていただきました」
「誰もが夢と希望と誇りを持てる日本の未来を創造するために『林プラン』を作らせていただきました」
17日、正式な出馬会見を行ったのは林官房長官です。発表した「林プラン」には、「1%程度の実質賃金上昇の定着」「2040年代に向けた、持続可能な社会保障・強靭(きょうじん)な経済の構築」「“ゼロからの再建”を掲げる党改革」などの政策が盛り込まれています。
林官房長官
「岸田政権、そして石破政権、この流れを受け継ぎながら、さらに新しいものを付け加えていければと思っているところでございます」
「岸田政権、そして石破政権、この流れを受け継ぎながら、さらに新しいものを付け加えていければと思っているところでございます」
時を同じくして、こちらも会見に臨んでいたのは、茂木敏充前幹事長(69)。
茂木前幹事長
「経済で失敗すれば政権が倒れ、外交で失敗すれば国が傾きます。私はトップリーダーとして力強く、したたかな外交、これを展開してまいります」
「経済で失敗すれば政権が倒れ、外交で失敗すれば国が傾きます。私はトップリーダーとして力強く、したたかな外交、これを展開してまいります」
一方、小林鷹之元経済安保担当大臣(50)は、地元・千葉の農産物直売所を視察しました。
小林元経済安保大臣
「政権としては2020年代に(時給)1500円を全国平均では目指していくということですが、もう少し現場の感覚を踏まえて、丁寧にやっていく必要があるんじゃないかなと感じています」
「政権としては2020年代に(時給)1500円を全国平均では目指していくということですが、もう少し現場の感覚を踏まえて、丁寧にやっていく必要があるんじゃないかなと感じています」
小泉氏は“歴代総理詣で”
高市氏とともに有力候補と目される、小泉進次郎農水大臣は、午前中には岸田文雄前総理と面会。そして午後には、麻生元総理とも面会しました。麻生元総理、小泉大臣に対し…。
麻生元総理(関係者への取材から)
「俺だったらお前の歳で火中の栗は拾わねえな」
「俺だったらお前の歳で火中の栗は拾わねえな」
こう言って笑い、「頑張れ」と伝えたといいます。
小泉大臣、18日の林官房長官、19日の高市氏に続き、20日に会見を開き正式に出馬を表明する予定ですが…。実は、最後に会見を行う狙いがあるといいます。
澤井記者
「もちろん平日は、農水大臣として公務を抱えているというのもありますが、小泉さんの周辺は『しっかり会見に向けて練習をしたいということに尽きる』と話します。また、陣営のベテラン議員は『経験不足で不安な面もあるので、短期決戦で、告示前の露出は短い方がいい』とも解説します」
「去年は出馬会見で、選択的夫婦別姓の導入や解雇規制の緩和など打ち出しがとがっていたことも影響して、序盤の討論で失速してしまいました。今回は、戦略的にもマイルドな発信にしようとしていて、重厚な布陣で周りを固め、準備も入念に重ねているそうです。陣営からは『会見が勝負だ、このまま流れがつかめればいける』と強気な声も聞かれます」
「もちろん平日は、農水大臣として公務を抱えているというのもありますが、小泉さんの周辺は『しっかり会見に向けて練習をしたいということに尽きる』と話します。また、陣営のベテラン議員は『経験不足で不安な面もあるので、短期決戦で、告示前の露出は短い方がいい』とも解説します」
「去年は出馬会見で、選択的夫婦別姓の導入や解雇規制の緩和など打ち出しがとがっていたことも影響して、序盤の討論で失速してしまいました。今回は、戦略的にもマイルドな発信にしようとしていて、重厚な布陣で周りを固め、準備も入念に重ねているそうです。陣営からは『会見が勝負だ、このまま流れがつかめればいける』と強気な声も聞かれます」
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