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自民党総裁選挙の候補者が、テレビ朝日の「報道ステーション」に出演し、物価高対策や外国人政策について、議論を交わしました。「なぜ、自民党は嫌われたのか?」という質問に対しては、“政治とカネ”や裏金問題については触れず、党内融和を意識した論戦となりました。
外国人政策や物価高対策 “少数与党”で野党を意識
元経済安保担当大臣
小林鷹之氏(50)
「国民・有権者の皆さんの気持ちに、自民党が応えることができなかったことに尽きる」
小林鷹之氏(50)
「国民・有権者の皆さんの気持ちに、自民党が応えることができなかったことに尽きる」
自民党前幹事長
茂木敏充氏(69)
「今物価高でみんな苦しんでいる。こういう国民の思いに寄り添うということができずに的確な対策、思い切った結果を出すことができなかった。そういったことに尽きるんだと思います」
茂木敏充氏(69)
「今物価高でみんな苦しんでいる。こういう国民の思いに寄り添うということができずに的確な対策、思い切った結果を出すことができなかった。そういったことに尽きるんだと思います」
林芳正官房長官(64)
「我々いろいろ聞く努力もしてやってきたつもりですけれども、本音の部分で分かってもらっていないということ」
「我々いろいろ聞く努力もしてやってきたつもりですけれども、本音の部分で分かってもらっていないということ」
前経済安保担当大臣・高市早苗氏(64)は、参院選のさなかに自民党離れが加速したと悔みました。
高市氏
「一番ショックやったんですが、『自民党の政策には夢がない』って言われたんです。そして『自民党だけは要らんわ』という声までかけられました」
「一番ショックやったんですが、『自民党の政策には夢がない』って言われたんです。そして『自民党だけは要らんわ』という声までかけられました」
小泉進次郎農水大臣(44)
「国民の皆さんの不安がいろんな形で離れていった。自民党はあきれられてしまった」
「国民の皆さんの不安がいろんな形で離れていった。自民党はあきれられてしまった」
厳しく分析しつつも、参院選の検証報告書に明記された“政治とカネ”について言及する候補者はいませんでした。
「外国人政策」を巡っては、クルド人の少年によるひき逃げの現場を視察した茂木氏が事故を引き合いに出し…。
茂木氏
「ちょうど1年前ですね。きょう9月23日なので。あの日に悲惨な事故が起こったわけですね。二度とこういったことが起こってはいけない。ルールを守れない人、これに対しては厳格に対応する」
「ちょうど1年前ですね。きょう9月23日なので。あの日に悲惨な事故が起こったわけですね。二度とこういったことが起こってはいけない。ルールを守れない人、これに対しては厳格に対応する」
いずれの候補も、法令を守らない外国人への対応の厳格化や、政府の司令塔の強化などを訴えました。
小泉農水大臣
「やはり総理がヘッドとして司令塔機能を発揮して、年内にはアクションプランを作っていく」
「やはり総理がヘッドとして司令塔機能を発揮して、年内にはアクションプランを作っていく」
急務である物価高対策については…。
林官房長官
「今年中にできるのは私は『給付』、それから『ガソリン減税』。『給付』が一番早く届くというのは岸田内閣でも年内に配ることができました。『減税』は同時に決めても次の年の6月、半年さらに遅れますので」
「今年中にできるのは私は『給付』、それから『ガソリン減税』。『給付』が一番早く届くというのは岸田内閣でも年内に配ることができました。『減税』は同時に決めても次の年の6月、半年さらに遅れますので」
小泉農水大臣
「野党と合意したことをまず早く形にすること。やはりガソリンの暫定税率は廃止することを合意をしているんですから、これをまず誠実に協議をする」
「野党と合意したことをまず早く形にすること。やはりガソリンの暫定税率は廃止することを合意をしているんですから、これをまず誠実に協議をする」
小林元経済安保大臣
「中間層にフォーカスを当てた『定率減税』。所得税額の一定割合を減額するというものを導入していきたいと思っています」
「中間層にフォーカスを当てた『定率減税』。所得税額の一定割合を減額するというものを導入していきたいと思っています」
高市氏と茂木氏は、生活支援を目的とした地方自治体への交付金の創設を訴えます。
高市氏
「自治体向けの交付金。これにちょっと推奨メニューをつけて、中小企業で赤字で賃上げの恩恵を受けられないところに対して自治体から補助金を出すって、これ大分県だったり群馬県でやっていることですけれども、こういう方法もあります」
「自治体向けの交付金。これにちょっと推奨メニューをつけて、中小企業で赤字で賃上げの恩恵を受けられないところに対して自治体から補助金を出すって、これ大分県だったり群馬県でやっていることですけれども、こういう方法もあります」
茂木氏
「交付金なんですけど、今までとは1桁違うような数兆円単位のものにして、自治体が各自治体によって物価高対策、生活が困っている事情が違いますから。ある程度自由に使える」
「交付金なんですけど、今までとは1桁違うような数兆円単位のものにして、自治体が各自治体によって物価高対策、生活が困っている事情が違いますから。ある程度自由に使える」
(「グッド!モーニング」2025年9月24日放送分より)
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