政治

ABEMA NEWS

2025年9月27日 12:01

小泉大臣「責任は私に」陣営の“応援コメント依頼”認め陳謝 西田亮介氏「仲間からの信頼は厚くなる」

小泉大臣「責任は私に」陣営の“応援コメント依頼”認め陳謝 西田亮介氏「仲間からの信頼は厚くなる」
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 小泉農水大臣の陣営が、インターネット上で小泉氏を応援するコメントなどの投稿を呼びかけていたという報道について、小泉大臣は事実関係を認め陳謝した。

【映像】「一部行き過ぎた表現が…」小泉大臣が陳謝

「私自身も知らなかったこととはいえ、総裁選にかかわることでもありますので、申し訳なく思います。再発防止を徹底して、引き続き緊張感を持って総裁選に臨みたい」「応援メッセージの参考例の中に、一部行き過ぎた表現があった」「私がもっと強く、しっかりしていれば、心配をかけることもなくこうしたことは起こらない。責任は私にある」(小泉農水大臣)

 『週刊文春』は、小泉氏の陣営で広報を担当する議員の事務所が、ネットに応援コメントを書き込むよう呼びかけていたと報じた。参考例として、「総裁まちがいなし」「ビジネスエセ保守に負けるな」などと示していたということだ。

 ニュース番組『ABEMAヒルズ』コメンテーターで、日本大学危機管理学部教授/東京科学大学特任教授の西田亮介氏は、小泉氏の会見について以下の見解を示す。

「(政党法もない現状では自民党内の問題だけに)法的課題は乏しく道義上の問題だけに、上手なダメージコントロールにも見える。他人の責任を公言せず、潔く自分の非を認めたことで、自民党内の仲間内での信頼は良くなるだろう。小泉氏を支持している人たちは嫌な気持ちはしない。メールを送った当事者も『自分のせいだ』と思っていたところで、ボスが『全部自分の責任だ』とかぶってくれれば、ボスへの信頼は厚くなるからだ」(西田亮介氏、以下同)

 総裁選への影響はあるだろうか。

「自民党全体に逆風が吹いているため、もしかすると大きな逆風につながるかもしれないが、今回の対応を見ていると、特に選挙権を持つ自民党議員内では『やはり小泉氏はボスにふさわしい』という評価が上回るのではないかという気がする。特に自民党総裁選は一般の国民(党員ではない人)は投票できないため、自民党の中の人たちが『やっぱりうちのボスは頼りがいがある』と捉えるかどうかが意識されているのではないか」

(『ABEMAヒルズ』より)

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