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自民党総裁選挙の投開票まであと5日です。28日は高校生らが候補者5人に厳しく質問しました。小泉陣営で起きたステマ問題にはどう答えたのでしょうか。
自民総裁候補5人vs高校生
高校生
「自分は国会議員に興味があるんですが、『国会議員になってよかった』と思った瞬間は何ですか」
「自分は国会議員に興味があるんですが、『国会議員になってよかった』と思った瞬間は何ですか」
前幹事長 茂木敏充氏(69)
「そんなにないよ。率直に言って」
「そんなにないよ。率直に言って」
高校生の夢を壊すような回答に、他の総裁候補は爆笑。28日の討論会は、総裁候補と高校生が真っ向から議論を交わす、異色の形式で行われました。
茂木氏
「(Q.国会議員になってよかったと思った瞬間は)例えば、一つの仕事をやり遂げた時」
「(Q.国会議員になってよかったと思った瞬間は)例えば、一つの仕事をやり遂げた時」
茂木氏は、第1次トランプ政権当時、日米貿易交渉を担当、「タフ・ネゴシエーター」とも呼ばれ、合意にこぎつけた苦労話を披露しました。
「合意を交わした次の日の朝、ワシントンの空が真っ青だった。『いい仕事ができたな』こんなふうに思いました」
茂木氏の発言に、ステマ問題で揺れる農水大臣の小泉進次郎氏(44)が反応しました。
「政治家になって、あまりうれしいことないという話がありましたが、政治の世界、うまくいかないことの方が多いですが、『やらない後悔よりやる後悔』そういう思いは常にあります」
「やらない後悔より、やる後悔」。つまり、やらずに後悔するよりも思いきってやってから後悔するほうが良いと、政治家としての矜持(きょうじ)を熱弁しました。
ステマ問題&同性婚の質問も
その小泉氏に、ステマ問題について聞いたのは、学校では「政治部」というクラブに入っているという高校3年生です。
「民主主義と言論の自由をどう守り、発展させていくのか」
小泉氏
「私は基本的に言論の自由・表現の自由は尊重されるべきだと思います。規制は最小限であるべきだという立場です」
「私は基本的に言論の自由・表現の自由は尊重されるべきだと思います。規制は最小限であるべきだという立場です」
前経済安保大臣の高市早苗氏(64)に同性婚について聞いたのは、最近18歳になったという女子高校生です。
「婚姻の平等についてお聞きします。高市さんは同性婚を考えるうえでどういった観点を重要視するか」
高市氏
「私は基本的には同性婚には反対の立場です」
「私は基本的には同性婚には反対の立場です」
高市氏は、憲法24条が「婚姻は両性の合意のみに基いて成立し」と規定する条文を根拠に、同性婚には反対だと回答。これは自民党の公式見解でもあります。
高市氏
「ですから現時点で同性婚に賛同する立場ではありません。期待に沿えないかもしれないけれども。でも同性のパートナー、これはいいと思いますよ」
「ですから現時点で同性婚に賛同する立場ではありません。期待に沿えないかもしれないけれども。でも同性のパートナー、これはいいと思いますよ」
会場の子どもたちと同世代の娘がいるという元経済安保大臣の小林鷹之氏(50)はこう述べました。
「娘と議論していると論破されることが多いので、きょうは皆さんに論破されないよう精いっぱい頑張ります」
切り込んだのは、教員の負担増加を心配する女子高校生でした。
「小林さんは今回の所見のなかで、公教育の再生・教員の処遇改善に言及。処遇改善のなかで何を最優先に支援すべきか」
小林氏
「先生方の負担が非常に重いので、サポートする職員のパワーをもっと強化していく必要がある」
「先生方の負担が非常に重いので、サポートする職員のパワーをもっと強化していく必要がある」
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国会議員票 小泉氏リード 林氏2位浮上
総裁選も残すところあと5日。ANNが独自に調査したところ、国会議員票では、小泉氏がリードを続ける一方、高市氏を抑えて2位につけているのが、石破総理の女房役・官房長官の林芳正氏(64)です。
高校生
「総理が短期間で交代する最近の政治状況では、一部中長期的な政策の実現が難しい面がある。長期政権を目指すのか」
「総理が短期間で交代する最近の政治状況では、一部中長期的な政策の実現が難しい面がある。長期政権を目指すのか」
林氏
「来年も再来年も続くという政権でないとできないことがいっぱいある」
「来年も再来年も続くという政権でないとできないことがいっぱいある」
(「グッド!モーニング」2025年9月29日放送分より)
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