自民党総裁選挙の投開票が4日に迫るなか、小泉進次郎氏(44)が会長を務める神奈川県連で「高市早苗氏を支持していた党員が離党させられていた」と週刊誌が報じ、県連が記者会見する事態となりました。
小泉氏「総裁選に不当影響」
メガネの似合う政治家に選ばれ、サングラスをプレゼントされた石破茂総理大臣。現職の総理大臣として29年ぶりの受賞に、笑顔がこぼれました。
一方、ポスト石破レースの有力候補である小泉氏の表情は終始、硬いままです。
ステマ問題に続き、「党員票」を巡る疑惑を文春オンラインが報じました。
記事を受けて会見を行ったのは、小泉氏が会長を務める自民党の神奈川県連です。
「我々、県連のミスによって党員の大幅訂正が出たこと」
「事務的なミス」で、総裁選に投票できる党員826人に対し、十分な意思確認をしないまま離党手続きを行ったとして謝罪。指摘を受け、急きょ投票用紙を郵送したといいます。
しかし、離党させられた党員の多くが、高市早苗氏(64)など小泉氏以外に投票予定だったと報道されました。
「大量の“高市派党員”が勝手に離党させられていた」
神奈川県連のトップを小泉氏が務めているため、総裁選を見据えた「党員票の操作だ」という臆測がネット上に拡散することになりました。
小泉氏は1日、文書で反論しました。
自民総裁選あさってに迫る
一方の高市陣営は1日、選対会議を開催しました。高市氏のSNSにこう投稿しています。
締め切りが迫る党員票の投函(とうかん)を呼び掛けました。
茂木敏充氏(69)は同僚議員の会合で講演し、支持を訴えました。
林芳正氏(64)は、世界の品評会で最優秀賞を獲得した酒造会社から表敬訪問を受けました。
小林鷹之氏(50)は地元・千葉県で党員と懇談。4日に迫る投開票に向け、最後まで走りぬくと誓いました。
政府・自民党は総裁選の結果を受けて、石破総理の後任を選ぶ臨時国会を15日を軸に召集する方向で調整に入りました。
(「グッド!モーニング」2025年10月2日放送分より)