政治

ABEMA NEWS

2025年10月7日 07:01

小泉進次郎氏の敗因を元議員が指摘「切り崩しやすかった」「牧島氏だけに責任を取らせた」

小泉進次郎氏の敗因を元議員が指摘「切り崩しやすかった」「牧島氏だけに責任を取らせた」
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 4日に実施された自民党総裁選は高市早苗氏が新総裁に選ばれた。本命と見られていた小泉進次郎氏は決選投票で敗れた。

【映像】小泉陣営「ニコニコ動画」でステマ(実際の動画)

 小泉陣営敗北の要因のひとつが9月25日に報じられた「文春砲」。小泉陣営がネット配信で有利なコメントを投稿するよう呼び掛けていた、いわゆる“ステマ問題”が明るみになった。小泉氏はこれをおおむね認め謝罪したが、結果的にこれが致命傷のひとつとなった。

 ネット上での批判は収まらず、小泉陣営は「元々寄せ集め集団だったが、あの報道でみんなバラバラになった。まったく統率が取れていないから、党員名簿を使った秘書たちによる電話かけのシフトや指示もはっきりしない」と、文春砲の影響の大きさについて語った。

 自民党の元衆院議員・宮崎謙介氏は「終始、自分がもう勝ったような感じの雰囲気が出ていた」と語ると、「小泉陣営からだだ洩れていた。『ポストをどうしよう』とか、そういう話をしているという話もポロポロ漏れ聞こえていた。よく小泉陣営は『チーム』と言っているが、そのチームの真ん中のほうの人たちは、それはいい思いをするかもしれないけど『俺たちあとから入った人間は外様でしょ?いい思いできるのかな』と思ったら、他陣営は簡単に切り崩せる」と指摘。

 「本当は(議員票は)100を超えるという予想もあったので、小泉陣営のなかでもやっぱり100は読んでいた。それが蓋を開いたら80。20人以上切り崩されてる。恐らく林陣営とかにはやられているが、そう考えたら結束力。チーム、チームと言っていたチームがもろかった」と自身の考えを述べた。

 また、宮崎氏は「小泉陣営が残念だったなと思うのは、トラブルがあったときの対処の仕方」と指摘して「ステマの問題だって、いろいろ私も取材をしたりする中でわかったのは、結局牧島(かれん)氏にすべて責任を負わせてしまったということがおかしくて。選対本部長の加藤勝信さんは『自分が就任する前だから』と逃げる。小泉氏に至っては『私は知らなかった』と。『知らなかったけど私の責任だ』と言ってなにも責任を取らない」と厳しく評価。

 「よくわからないコントみたいな状況で、牧島氏だけが1人かわいそうな思いをしているということ自体が政治家として(どうなのか)。よく『すばらしいチームを作れる』と小泉陣営は言ってましたけど、それがまったくできてないということに、私はハテナを感じた。それで、こういう結果になったのかな」と私見を述べた。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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