政治

グッド!モーニング

2025年10月8日 11:29

高市新総裁始動 まるで第二次麻生政権? 要職に麻生派議員

高市新総裁始動 まるで第二次麻生政権? 要職に麻生派議員
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 自民党の高市早苗新総裁(64)が新たな執行部を発足させました。要職に麻生派の議員を複数起用し、第二次麻生政権だと批判する声が上がっています。今後は総裁選挙で争った小泉進次郎氏(44)、林芳正氏(64)をどのようなポストで起用するかが注目されます。

祝意トランプ氏とSNS外交

 新総裁として本格始動した高市氏。SNS上では、早くも外交が始まっています。

 トランプ大統領の祝意に対し、高市氏も7日、自らのSNSに「日米同盟をより一層強く、より豊かにするためにトランプ大統領と共に取り組んでいくことを楽しみにしております」と投稿しました。

 今月下旬にはトランプ大統領の日本訪問が予定されていて、高市氏が総理に選出されれば、日米首脳会談に臨むことになります。

 また、今月末にはAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議が韓国で開催されます。

まるで第二次麻生政権?

新たな執行部を発足
新たな執行部を発足

 7日、高市氏は、新たな執行部を発足しました。

高市早苗新総裁
高市早苗新総裁
高市新総裁
「今の暮らし、そして未来への不安を何とか希望と夢に変えていきたい。そんな思いで一生懸命取り組んでまいります」

 副総裁には、総裁選で高市氏を全面的に支援したキングメーカーの麻生太郎氏(85)を起用しました。

麻生太郎新副総裁
麻生太郎新副総裁
麻生新副総裁
「新しい高市早苗新総裁のもと、挙党一致、自由民主党の再生へ頑張ってまいりたいと思います」

 党運営の要である幹事長には同じ麻生派で義理の弟でもある鈴木俊一氏(72)。総務会長には、同じく麻生派の有村治子氏(55)を起用。政調会長には総裁選で争い、決選投票では高市氏への投票を明らかにした小林鷹之氏(50)を。選挙対策委員長には、高市氏の側近でベテランの古屋圭司氏(72)を充てます。

 また派閥の裏金問題で「党の役職停止1年」の処分を受けた旧安倍派の萩生田光一氏(62)の起用もありました。

 では、決選投票で争った小泉氏の処遇は…。

小泉進次郎氏
小泉進次郎氏
農林水産大臣 小泉氏
「(Q.高市総裁に農水大臣続投の希望は?)こちらから希望を伝えることなんてありません。そんな僭越(せんえつ)なことは致しません」

 野党からは、新執行部人事に批判の声が上がっています。

立憲民主党 野田佳彦代表
立憲民主党 野田佳彦代表
立憲民主党 野田佳彦代表
「『解党的出直し』と言っていたけれども、派閥が復活し“裏金の問題”はなかったことにしてしまう。そういう出直しとしか思えない」

 これまで重用されてきた旧岸田派のメンバーは外され、党内の権力が大きく変わることになります。

「全く意識は致しておりません」
「全く意識は致しておりません」
高市新総裁
「(Q.麻生副総裁をはじめ安倍政権を中枢で支えたメンバーが登用。意識したのか?)全く意識は致しておりません。麻生副総裁に関しましては、皇室典範の問題も党を代表して議論いただいていますのでお願い致しました」

(「グッド!モーニング」2025年10月8日放送分より)

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