4日に行われた自民党総裁選で高市早苗前経済安保担当大臣が女性初の自民党総裁に選出された。高市氏勝利のキーマンとなった麻生太郎氏の人柄について、自民党の元衆議院議員・金子恵氏が明かした。
麻生氏について、金子氏は「参政党の神谷(宗幣)氏が党運営のことで相談に行ったが、それを受け入れるという、若い人たちのいろいろな声も聞きますよと、教えを乞う人は拒絶しませんよというこの心の広さが麻生氏の良さだ」とコメント。
ジャーナリストの青山和弘氏も「来るもの拒まずで。麻生氏は全く怖い人ではない。本当に気さくな人。そこがやっぱり麻生派というのは結束力が固い理由だと思う」と語った。
宮崎謙介氏は「今回意外だと思ったのは、上のいうことは、麻生氏がいうことは絶対だという空気かと思っていたら違っていて、明確に小泉氏を推している人にはやんわりだったと聞いている。君はそこを尊重すればいいよと言いながら。尊重する点が意外だった」とした。
これに青山氏は「麻生氏は今回、小泉陣営に入った河野(太郎)氏のグループには、党員票の多い方に入れろとは指示を出していない。そこはしょうがないから最後まで小泉氏支持をやれ。派閥の締め付けは昔ほどなくなっている」と語った。
元厚生労働大臣・元東京都知事の舛添要一氏は「麻生氏は私と同じ福岡県人で、若い時からずっと一緒にいる。福岡県人は結構勝手きままで独裁者的なところあるが、意外と麻生氏はそういうところがない。私は大臣として麻生総理に仕えたが、『舛添くんこうしろ』とかではなく、ほとんど命令なしで任せてもらった感じがする。今回(総裁選を)見ていて、『党員票が多い方に入れろ』という高市支持の号令は、(議員たちを)締め付けたような感じはしない」と私見を述べた。
青山氏も「それは締め付けていない」と断言。「ただ、そういう親分だからこそ、その指示が出ると『聞かなきゃ』という人も実はいるということでもある。それはある意味、麻生氏の人徳の部分だ」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)