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難航している自民党と公明党の連立協議で、斉藤鉄夫代表が8日に協議が不調に終わった場合は、総理大臣指名選挙で高市早苗総裁の名前は書かないと発言しました。
萩生田氏は「傷物」と高市氏
8日は新たな執行部を引き連れ、野党各党へのあいさつ回りをした高市総裁。あいさつには、裏金問題で処分を受けた萩生田光一幹事長代行も同席しました。
萩生田氏の要職への起用を厳しく批判していた立憲民主党の野田佳彦代表。ただ、8日は高市総裁が先手を打ったようです。
野田代表
「『傷物が1人』という表現で、萩生田さんを紹介していました」
「(Q.受け止めは?)そこまで言われちゃいますとね」
「『傷物が1人』という表現で、萩生田さんを紹介していました」
「(Q.受け止めは?)そこまで言われちゃいますとね」
「傷物」とあえて強い言葉を使われ、立憲の執行部は出鼻をくじかれました。「さなえ節」は人事の説明でも…。
野田代表
「全部1人1人自分で選んだと。麻生さんがどうのと言われているけど、高市さんが自分で選んだ人たちだと強調されていた」
「全部1人1人自分で選んだと。麻生さんがどうのと言われているけど、高市さんが自分で選んだ人たちだと強調されていた」
国民民主党への訪問でも「さなえ節」は続きます。
玉木雄一郎代表がガソリン税の暫定税率の廃止や「年収の壁」の引き上げなど、3党合意を守るよう要請したところ…。
玉木代表
「(高市総裁から)一言『御意』という言葉があったので、前向きにやってくれると期待している」
「(高市総裁から)一言『御意』という言葉があったので、前向きにやってくれると期待している」
「御意」という目上の人に同意を示す古風な表現を使い、国民民主の求めに応じる姿勢を見せたといいます。
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決裂なら「高市氏と書かず」公明代表
野党各党に加え、連立を組む公明党との交渉にも高市総裁は神経を使っています。
17日から始まる秋の例大祭での靖国参拝を見送る方針となったのも、公明党への配慮とみられます。
公明支持者の中には「連立離脱もやむなし」の声が広がるなか、斉藤代表は8日に配信されたユーチューブの番組で、自公連立政権の継続を巡る協議が不調に終わった場合の対応について踏み込みました。
「連立をしないということは(総理指名選挙で)『高市早苗』と書かないということです」
月末には外交日程も詰まっているため、公明との協議難航が国会審議の時間を圧迫する事態となっています。
(「グッド!モーニング」2025年10月9日放送分より)
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