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10日午後から高市総裁が取材に応じています。
「総理に高市早苗と書けない」
公明党 斉藤代表
「私たちが重視を致しました、政治とカネに関する基本姿勢につきまして、意見の相違がございました。政治とカネに対する取り組みは公明党の一丁目一番地でございます。自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることとしたいと思います。従って首班指名では、公明党代表である『斉藤鉄夫』に票を投じます」
「私たちが重視を致しました、政治とカネに関する基本姿勢につきまして、意見の相違がございました。政治とカネに対する取り組みは公明党の一丁目一番地でございます。自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることとしたいと思います。従って首班指名では、公明党代表である『斉藤鉄夫』に票を投じます」
9日午後行われた党首会談、自民党の高市総裁が笑顔なのに対し、硬い表情を崩さない公明党の斉藤代表。公明党は連立政権を維持する条件として、企業団体献金の規制強化を求めましたが、交渉は決裂、高市総裁に連立政権からの離脱を伝えました。
連立協議で、公明党は企業団体献金について、お金の流れを透明化するため、受け皿を政党本部と都道府県連に限定するよう自民党に要求。この案では、およそ7800ある政党支部が献金を受け取れなくなり、自民党への献金額が激減することにつながります。
斉藤代表
「国民の感情とかけ離れており、とても首班指名で、『高市早苗』と書くことはできない」
「国民の感情とかけ離れており、とても首班指名で、『高市早苗』と書くことはできない」
果たして、総理大臣は誰になるのか。今後、日本の政治はどう動くのか。
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公明連立離脱 26年に終止符
斉藤代表
「自民党の回答は、基本的にはこれから検討するという、誠に不十分なものでありまして、極めて残念でございます。国政選挙後に新たに、不記載問題に関係した秘書が略式起訴されるなど、新たな事柄も起こっており、より一層の全容解明やけじめが望まれているにもかかわらず、すでに決着済みと国政運営に取り組む姿勢は、国民の感情とかけ離れており、これでは政治への信頼回復はおぼつかないと考えております」
「これらの改革が実現不可能であれば、とても首班指名で、『高市早苗』と書くことはできない。このように申し上げたところでございます。もちろん、これまでの継続性の観点から、何でも反対の敵方になるわけではありません。我が党にも責任がある、これまで準備してきたいろいろな予算案や法律、また政策ごとに賛成すべきものは賛成してまいります」
「自民党の回答は、基本的にはこれから検討するという、誠に不十分なものでありまして、極めて残念でございます。国政選挙後に新たに、不記載問題に関係した秘書が略式起訴されるなど、新たな事柄も起こっており、より一層の全容解明やけじめが望まれているにもかかわらず、すでに決着済みと国政運営に取り組む姿勢は、国民の感情とかけ離れており、これでは政治への信頼回復はおぼつかないと考えております」
「これらの改革が実現不可能であれば、とても首班指名で、『高市早苗』と書くことはできない。このように申し上げたところでございます。もちろん、これまでの継続性の観点から、何でも反対の敵方になるわけではありません。我が党にも責任がある、これまで準備してきたいろいろな予算案や法律、また政策ごとに賛成すべきものは賛成してまいります」
斉藤代表からは、こんな本音も…。
「自民党さんはいつも『検討する』『検討する』『検討する』ということ、そして今回の連立政権協議にあたりましては、こういう過去の経緯も含めて、新総裁として決断をいただきたいということを申し上げてきました」
就任後、高市総裁は公明党と連立協議をする前に、国民民主党の玉木代表と会談。また、党役員人事では、いわゆる裏金議員を起用する一方、公明党とのパイプ役になる人がいなくなる事態に溝は深まるばかり。
高市総裁は、9日夕方に公明党とのパイプ役、菅前副総裁に仲裁を依頼しましたが、菅氏は周辺に「今回は無理だろう」と話しています。
公明党 ベテラン議員
「麻生さんは公明党のことをよく思っていないから、『こっちから切る前に勝手にいなくなってラッキー』と思われるかもしれない」
「麻生さんは公明党のことをよく思っていないから、『こっちから切る前に勝手にいなくなってラッキー』と思われるかもしれない」
立憲民主党 野田代表
「これまで二十数年、パートナーだった公明党に対する配慮がずっとなかったと、下駄(げた)の雪みたいな扱いにしてしまったことが、反発を招いたんではないのかなと、敬意と感謝が足りなかったんじゃないか」
「これまで二十数年、パートナーだった公明党に対する配慮がずっとなかったと、下駄(げた)の雪みたいな扱いにしてしまったことが、反発を招いたんではないのかなと、敬意と感謝が足りなかったんじゃないか」
10日、公明党は下駄の雪のごとく、どこまでもついていく存在ではないことを示しました。
公明党 斉藤代表
「最後に、高市総裁また鈴木幹事長には、これまでの自公関係に対して、心からの感謝を申し上げ握手をし、そしてお互いに頑張りましょうということで別れてまいりました」
「最後に、高市総裁また鈴木幹事長には、これまでの自公関係に対して、心からの感謝を申し上げ握手をし、そしてお互いに頑張りましょうということで別れてまいりました」
小泉農水大臣
「今の公明党さん、政治状況については私は詳細を把握している立場ではありませんので、コメントすることはありません」
「今の公明党さん、政治状況については私は詳細を把握している立場ではありませんので、コメントすることはありません」
国民民主党 榛葉幹事長
「自公連立が解消されるとなると、自民党公明党がそれぞれどう動くのか。新しい枠組みをどうするのか、それは分からないね」
「自公連立が解消されるとなると、自民党公明党がそれぞれどう動くのか。新しい枠組みをどうするのか、それは分からないね」
立憲民主党 安住幹事長
「歴史的な一日になったと思います。会見を聞いていましたけども、やはり政治とカネを巡る問題で、公明党から見ればやっぱり自民党の対応は我慢の限界を超えたと思う。特にこの1年間、政治とカネの問題で改革をずっと訴えてきたけども、1歩も前進はしていないことを強く主張していたから、そういう意味ではやはり、26年間積み上げてきた連立政権を壊してでも自民党に猛省を促す、それぐらいの決意でやられていたんじゃないか」
「歴史的な一日になったと思います。会見を聞いていましたけども、やはり政治とカネを巡る問題で、公明党から見ればやっぱり自民党の対応は我慢の限界を超えたと思う。特にこの1年間、政治とカネの問題で改革をずっと訴えてきたけども、1歩も前進はしていないことを強く主張していたから、そういう意味ではやはり、26年間積み上げてきた連立政権を壊してでも自民党に猛省を促す、それぐらいの決意でやられていたんじゃないか」
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