1
次の政権は誰が担うのか。国民民主党・玉木代表(56)の動向に注目が集まっています。自民党との連携か、それとも野党の結集か。政治部記者の解説です。
次の総理は高市氏?玉木氏?
次の総理大臣は誰になるのか…。その1人に名前が挙がる国民民主党の玉木代表。
国民民主党 玉木代表
「暑いね。みんなもっと寄って寄って」
「暑いね。みんなもっと寄って寄って」
13日、保守王国・山口で街頭演説に立ちました。
「立憲民主党から『玉木さん総理どうですか』と言われて、『首班指名どうですか』と言われている。ありがたいですよ。ありがたいし身が引き締まる思いですが、ここも政策の一致が必要なんだと思っているんです。私は何度も申し上げているように、公党の代表として内閣総理大臣を務める覚悟はあります」
覚悟はある、そう繰り返す玉木代表。ただ、立憲民主党とは安全保障政策やエネルギー政策など、そもそも基本政策に違いがあるとしています。
立憲民主党 野田代表
「党首会談、呼び掛けます。『ぜひやりましょうよ』と。違いを乗り越えて一致点を見いだして、めったにない政権をとれるかもしれないチャンスを。私も政治生命を懸けて命を懸けて挑戦をしたいと」
「党首会談、呼び掛けます。『ぜひやりましょうよ』と。違いを乗り越えて一致点を見いだして、めったにない政権をとれるかもしれないチャンスを。私も政治生命を懸けて命を懸けて挑戦をしたいと」
そんななか、総理大臣指名選挙を巡って、連立から離脱した公明党が総理大臣指名選挙の決選投票で野党側の候補に投票する可能性もあると表明。
公明党 西田幹事長 (13日「羽鳥慎一モーニングショー」)
「すべての可能性はあり得ると思います。色んな事情や環境をみて最終的に2回目どうするかは、まだ決めてない。そういう意味ではあらゆる可能性があると」
「すべての可能性はあり得ると思います。色んな事情や環境をみて最終的に2回目どうするかは、まだ決めてない。そういう意味ではあらゆる可能性があると」
公明党と国民民主党は政治とカネを巡る法案づくりで協力した間柄です。
野党統一候補の擁立について 立憲民主党の安住幹事長は…。
「1つ2つの政策を取り上げて一致できないなんて言っているうちは、実はまだ覚悟はないってことなんですね」
「(Q.玉木さんのこと言ってる? )いえいえ、誰とは言わなくて一般論ですよ」
「(Q.玉木さんのこと言ってる? )いえいえ、誰とは言わなくて一般論ですよ」
この発言について玉木代表は。
「温かい先輩の言葉だなと受け止めますけれども。覚悟があるからこそ、譲ってはならない重要な安全保障などの政策について、我々の考えをしっかりと申し述べていると」
「原子力発電所についてもですね、立憲さんは原発ゼロとおっしゃっていますけれども、我々やはり資源のない日本において原子力発電も必要だと」
「原子力発電所についてもですね、立憲さんは原発ゼロとおっしゃっていますけれども、我々やはり資源のない日本において原子力発電も必要だと」
その玉木代表は13日、立憲民主党との党首会談には応じると表明。その一方で自民党とも協議する意向を示しました。
「高市新体制がこのこと(3党合意)をしっかりやってくれるのであれば、我々は協力しましょう。信頼関係ができればもっと協力しましょうと。協力の幅も広まっていくと思います」
総理大臣を務める覚悟を示した玉木代表。自民党と立憲民主党のどちらと組もうとしているのでしょうか。
解説 “玉木総理” 誕生の可能性は?
政治部 村上祐子野党キャップ
「玉木代表は、立憲民主党とは『基本政策が一致しない限り共に政権を担えない』と明言していて、近く開かれる党首会談では、安全保障政策やエネルギー政策について踏み込んだ議論を行いたい考えです。ただ、立憲民主党は『原発ゼロ』を綱領に掲げているため簡単にその旗を降ろせる状況ではありません。国民民主党の幹部は、『立憲民主党は党を割る覚悟があるのか』と述べるなど、立憲民主党がまとまらない可能性を見越してあえて高い球を投げていると言えます。国民民主党としては立憲民主党と組むのではなく、自民党の単独政権に対して、連立を離脱した公明党や、安全保障政策や憲法で親和性のある日本維新の会と連携しながら政策を飲ませる戦略を描いています。そのため、野党統一候補としての玉木総理が誕生するかどうかは不透明な情勢です」
「玉木代表は、立憲民主党とは『基本政策が一致しない限り共に政権を担えない』と明言していて、近く開かれる党首会談では、安全保障政策やエネルギー政策について踏み込んだ議論を行いたい考えです。ただ、立憲民主党は『原発ゼロ』を綱領に掲げているため簡単にその旗を降ろせる状況ではありません。国民民主党の幹部は、『立憲民主党は党を割る覚悟があるのか』と述べるなど、立憲民主党がまとまらない可能性を見越してあえて高い球を投げていると言えます。国民民主党としては立憲民主党と組むのではなく、自民党の単独政権に対して、連立を離脱した公明党や、安全保障政策や憲法で親和性のある日本維新の会と連携しながら政策を飲ませる戦略を描いています。そのため、野党統一候補としての玉木総理が誕生するかどうかは不透明な情勢です」
広告