政治

グッド!モーニング

2025年10月14日 11:40

総理指名で立憲民主が模索 公明「野党一本化可能性ある」 自民「国民民主と会談」へ

総理指名で立憲民主が模索 公明「野党一本化可能性ある」 自民「国民民主と会談」へ
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 政権交代を目指し、立憲民主党が総理大臣指名の一本化を目指すなか、単独少数与党となった自民党は新たなパートナーとの協力を模索しています。一方で、かつてのパートナー・公明党は野党との協力も示唆しています。

決選投票で野党が総理候補に

高市早苗氏
「ベッセント財務長官から頂いた温かいお祝いのお言葉に、心より感謝申し上げます。ベッセント長官がおっしゃるように、日本と米国は、最も近い同盟国であり、友人です」

 自民党総裁就任に祝意を寄せたアメリカ・ベッセント財務長官に対し、SNSで感謝を伝えた高市総裁。今月末にはトランプ大統領の来日が予定されるなか、新しい総理の座を巡り、政局は混迷を極めています。

公明党 西田実仁幹事長
公明党 西田実仁幹事長
公明党 西田実仁幹事長(63)
「(Q.野党一本化の中に入る可能性は?)それはすべての可能性はありうると思います」
「(Q.ゼロではない?)はい」

 13日に公明党・西田実仁幹事長は、テレビ朝日の番組で、総理指名選挙で決選投票になった場合、野党候補の名前を書く可能性があることを示唆しました。これまで斉藤鉄夫代表は、野党候補の名前を書くことには否定的でしたが…。

「どうするかは、決めていない」
「どうするかは、決めていない」
西田幹事長
「(Q.『斉藤』『棄権』以外を書くこともある?)もちろん。ですからいろんな環境を見て、最終的に2回目(決選投票で)どうするかは、決めていない。そういう意味では、あらゆる可能性がある」

 さらに、連立離脱の理由の一つとなった企業団体献金の規制を巡り、自民党が考えを改めても、連立関係には戻らないことを明らかにしました。

 一方、自民党の鈴木俊一幹事長(72)は13日に会見を開き、一本化を急ぐ野党の動きを牽制(けんせい)しました。

鈴木俊一幹事長
鈴木俊一幹事長
「基本政策が一致をしないところが集まって、一時、数の上で、何か形成されたとしても、そこはやはり問題がずっと続いていくんだと思います。そういう思いのなかで、自由民主党と基本政策が一致する政党はございます」

 公明党以外にも「基本政策が一致する政党がある」と断言した鈴木幹事長。14日に国民民主党・榛葉賀津也幹事長と会談する予定です。

鈴木幹事長
「国民民主党との会談は、すでにお互いやり取りして調整しています」

「本当の保守戻る」自民幹部

 公明党の離脱が次の国政選挙へどう影響するのか問われた古屋圭司選対委員長(72)はこのように話しました。

古屋圭司選対委員長
古屋圭司選対委員長
「(Q.選挙の厳しさは増すのか?)これは分かりません。本当の保守の方が戻ってくるのではないかという人もいますので、トータルに考えて私たちは冷静に対応したい」
高市氏のホームページ
高市氏のホームページ

 「前回の選挙で、参政党などに流れた岩盤保守層からの支持を取り戻せるかもしれない」と話しました。実際に、高市総裁が誕生した4日以降、高市氏のホームページから自民党へ入党を申し込む人が急増。14日までに4000人を超える申し込みがあったといいます。

(「グッド!モーニング」2025年10月14日放送分より)

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