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野党一本化で総理大臣候補の一人として動向が注目される国民民主党の玉木雄一郎代表は、立憲民主党などと連携するためには基本政策が一致することを重視する姿勢を一層鮮明にしています。
「政策一致を」玉木氏要求
国民民主党の玉木代表は13日、「保守王国」山口県で演説を行いました。
「私たちは政策本位で判断する。どっちにくっつこうじゃなくて、国民にとって良いことを進めるなら協力します、何党であっても」
自民党と連立を組むのか、それとも「総理の座」を視野に野党と力を合わせるのでしょうか。
自民党、立憲民主党、日本維新の会の3党それぞれと、14日にも幹事長レベルの会談を行うことを明かした玉木氏。13日夜、自身のYouTubeでの生配信ではこう話しました。
「国民民主党を作った時に、立憲民主党と分かれた理由の一つが、安全保障政策・原発を含めたエネルギー政策・憲法という国家運営の基本に関わる政策で一致できないから分かれた。そこをあいまいにして一緒になったり、組んだりするのはあり得ない。この機会に立憲民主党にもぜひ、現実的な安全保障体制に一歩踏み出していただきたい」
連立するためには、政策の一致を最も重要視すると改めて訴えました。
「十数年に1回のチャンス」野田氏
政権交代を実現するため、玉木氏に呼びかけ続けてきた立憲民主党の野田佳彦代表はこう話しました。
「政権を取るために『これだけは一致して行動できる』その際に政権運営の心配なところがあれば率直に言っていただいて、どう解消するか、そういう議論をすべき。話をよく聞き、我々の考えを説明したい。理解してもらえるかやってみたい」
「自民から政権を取ることができたのが1993年、細川連立政権と2009年の民主党を中心とする政権の2回だけ。十数年に1回しかチャンスがない」
「自民から政権を取ることができたのが1993年、細川連立政権と2009年の民主党を中心とする政権の2回だけ。十数年に1回しかチャンスがない」
野党で一本化を図り、政権交代のチャンスを逃すまいとする立憲民主党と、政策が一致しないままでは政権を担うことができないという国民民主党。2党の動きを注視する日本維新の会の吉村洋文代表はこう話しました。
「外交や防衛の基本的な考え方が違うところがあるなかで、立憲民主党がそのように言うのであれば、まずは立憲と国民で一度きちんと話をしてみてくださいと。それがきちんと本当にまとまるのであれば、我々も真剣に話は聞きますというスタンスです」
(「グッド!モーニング」2025年10月14日放送分より)
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